予備役法によって退役将校をネーピードーへ招集し始めた
2024年06月10日付 その他 - エーヤーワディタイムズ 紙
南西軍管区司令官ウェリン准将がパテイン市の退役軍人住宅で退役軍人とその家族に面会。2023年12月
南西軍管区司令官ウェリン准将がパテイン市の退役軍人住宅で退役軍人とその家族に面会。2023年12月

軍評議会が予備役法によってリストアップされていた軍評議会軍の退役将校をネーピードーへ招集し始めたことが分かった。

6月初週から本日6月10日までに軍務に就くために呼ばれた退役将校が、およそ1400人以上いることが軍内の情報源から分かった。

「彼らをネーピードーに招集した。年齢の若い人がより多い。若い人の場合、(以前)健康不良で(軍をやめた人が)呼び戻されることが多い。元の階級のとおりに再び任命するといって呼び戻しているが、それは国軍司令官だけの意向である」と本誌への情報提供者が話した。

5年以内に退役した軍将校で少佐から大尉までを6月の第1週からネーピードーに招集し、ユワドーの尋問所兼宿泊所に集められていることがわかった。

現在招集された人達について国軍司令本部(陸軍)が主な責任を負い、任務の割り当てを続けて実行していくことがわかった。

退役将校たちは3年から5年の間、軍評議会の元で任務に就く予定であり、招集時に返答の連絡をしなければ3年までの懲役を科される可能性があると軍評議会が発表した。

現在、軍務に就く者たちは予備部隊計画として国軍の指導者ミンアウンフライン上級大将のところに提出され、承認後、任務に配属されることが分かっているが、軍務への復帰を希望しない将校もいるという。

軍務に就く間、戦闘、兵站(支援・輸送)と安全、立案というように任務を3つに分割し、退役将校の年齢に応じて、若者を戦闘部門である前線に送る予定であるという。

予備役法では退役将校を招集した際、健康診断でも既定の検査を減らして軍人を集めている。

現在ネーピードーで招集されている1400人以上の退役将校は予備役法の施行後、第1団として召集された。

軍評議会は現在、退役した軍人に退役後の年金に加えて、1年兵役に就いた場合10万チャット、2年の場合20万チャット、3年の場合30万チャットを満額支給することを極秘で予備役法に盛り込んだ。

その極秘の予備役法には、軍評議会のトップの裁量で兵役年数の短縮、延長を可能とすることも加えられている。

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( 翻訳者:H.R S.W I.M T.N )
( 記事ID:6914 )