アイドルを観ることができなかった観客の怒り、 ランタン・フェスティバル・コンサートで略奪と破壊行為に終わる
2024年06月27日付 Kompas 紙
6月25日午後、破壊されたランタン・フェスティバル・コンサートのステージの跡
6月25日午後、破壊されたランタン・フェスティバル・コンサートのステージの跡

タンゲラン、KOMPAS.com –
去る6月23日、日曜日の夜、タンゲランのパサール・ケミスで開催されたランタン・フェスティバル・コンサートは、人気アーティストが出演しなかったため失望した観客の暴動に終わった。

ゲストスターのフィール・コプロ、グヨン・ワトン、ンデックス・アクサは、主催委員会が出演料を支払わなかったため、コンサートに出演しなかった。

去る6月24日、「(委員会は)出演したアーティストへの出演料の支払いを済ませていない」と、パサール・ケミス警察署のウチュ・ヌリャンディ署長は確認された際に述べた。

暴動の経過

暴動は西部インドネシア時間19時に始まった。その時間、観客はまだゲストスターの登場を心待ちにしていた。
しかし、数分たっても、コンサートが始まることはなかった。


「観客はまだアーティストがどこにいるのか待っている、人びとは『アーティストはどこにいるのか、出演料はもう支払われているのに言っている』」とウチュ氏は述べえ

観客がゲストスターについて質問しているとき、実際に何が起こっているのかを説明するためにステージに上がる勇気のあるスタッフは一人もいなかった。

「ステージには誰も人はおらず、委員会は姿を表す勇気がなかった」と同氏は述べた。

委員会は実際にゲストスターに出演料を支払っていなかった事が後に明らかとなった。観客も暴動化し、ステージや楽器、音響機器を燃やしてしまった。

彼らは1人当たり115,500ルピアものチケットを購入した事を損だと感じた。

「(そのため)音響やステージが燃やされ、火があちこちに燃え広がってしまった」と同氏は述べた。

消えたステージの道具は略奪されたか


暴動の後、ランタン祭りのコンサートステージエリアから木材で作られたバリケードフェンスが消えた。

ステージ提供者側は、コンサートのゲストスターが登場しなかった結果、観客が暴れて暴動が起きている間にそのバリケードは略奪されたと推測する。

「これ(バリケード)は消えていて、おそらく略奪された」とランタン祭りのステージ提供者スタッフのフィルダウスは現地のインタビューで答えた。

バリケードの他にも、木の板で作られたステージの床の一部も消えていた。

フィルダウスは、少なくとも302のステージ床が略奪されたと主張する。

同氏によると、先述した1枚の舞台の床材の値段はおよそ200万ルピアである。

「付いている所もあれば、付いていない所もある。無くなっている所はランダムである」と、同氏は述べた。

「全部で302枚の木材が消えている。それらの木材は1枚、およそ200万ルピアである」と彼は付け加えた。

しかし、フィルダウス氏は、群衆に燃やされた舞台の箇所は無いことを確かめた。

「私が見たのは、(群衆に焼かれていたのは)音声システムとバンドの道具だった」と、彼は述べた。


器物損壊、詐欺、そして横領事件

目下、警察はランタン・フェスティバル・コンサートの委員長を追っている。

「私たちは現在、一連の出来事の責任を取るべき委員長を探している」とウチュ氏は説明した。

同氏はまだその委員長の身元について言及していない。

証人の説明によると、このイベントの委員長がチケット代金を持ち逃げしたと疑われるとのことだ。

「私たちはこのイベントの委員長を追求することに注力している」とウチュ氏は述べた。

さらに、警察はレンテラフェスティバルという音楽コンサートでステージやバンドの機器、音響システムを破壊した容疑者も探している。

「私たちはそのコンサートで破壊行為をした犯人全員を追っている」とウチュ氏は述べた。

同氏は「チームはステージを破壊した犯人を追っているだけでなく、この騒々しく終わったコンサートでの詐欺の疑惑も調査している」と述べた。

「私たちは破壊行為、詐欺、横領、チケット販売という3つのカテゴリーに焦点を当てている」と同氏は明らかにした。

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( 翻訳者:粕渕真衣 )
( 記事ID:6936 )