マトゥピ郡の戦争避難民3000人以上が食料と医薬品を必要としている。
2024年07月13日付 その他 - ミッズィマ 紙
マトゥピ郡の戦争避難民(写真‐マトゥピIDP委員会)
マトゥピ郡の戦争避難民(写真‐マトゥピIDP委員会)

パークウィ

チン州マトゥピ郡で戦争避難民が食糧、医薬品と緊急救援物資を必要としていることが戦争避難民支援組織マトゥピIDP委員会から分かった。

6月初めから始まったマトゥピ市占領戦のために危険のないマトゥピ・ミンダッ、マトゥピ・パレッワ、マトゥピ・イェーゾワー、そしてマトゥピ・ハカの各道路沿いの村落、近くの山林やインドのミゾラム州へ避難している3000人以上が困難に直面している。

「道路交通が困難なので一層災難が降りかかる。衣食住と医薬品が主に緊急で必要になっている」と、マトゥピIDP委員会のある責任者が本紙へ話した。

このところ、基本的な食糧、医薬品、雨避け(ビニールシート)、蚊帳、トイレなどが必要とされている。マトゥピ市内の軍評議会軍は全くいなくなったのにも関わらず避難している人々は存在しており、一部の地域では軍事的理由による交通の封鎖、大雨、通信の遮断により戦争避難民に食糧を運ぶのが困難な状況になっていることがわかった。

個人的な一部寄付者を除くと、避難民は組織からの支援や国際的な支援は未だ受け取れていないということを協力者は続けて話した。

さらにマトゥピ・チン難民コミュニティ(MCRC)委員長によると、インドのミゾラム州に避難している人々も衣食住の困難に直面しているという。

「ミゾラム州側でも避難キャンプの人数制限があるため、親戚や友人の家に滞在せざるを得ない。支援がないので生活や衣食住が厳しい」と同氏が話した。

マトゥピ郡の避難民が生活するミゾラム州のサイハ、ローントライ、ルングレイ、サイラン、シムイ(翻訳者注:地名はおそらくSiaha, Lawngtlai, Lunglei, Sairang, Sihhmui)などの市や村では戦闘のために新たにやってきた人々のリストを作成していることが分かった。

ミゾラム州内のミャンマー避難民キャンプでは、政府からの定期的な支援がない。慈善活動家や市民団体からの支援と時により得られる仕事なしでは生活が難しいことが分かっている。

マトゥピ市占領作戦ではチン兄弟部隊と同盟部隊が6月9日から20日間にわたる攻撃の後、第304軽歩兵大隊、第140歩兵大隊とチン州南部に位置する最大の戦略基地を6月29日に占領した。

軍評議会軍による空爆、軍事的衝突の可能性と地雷の危険のため、避難民は自分の村に戻って生活しないようCDF-Matupi第1師団が6月30日に通告した。

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( 翻訳者:H.R S.W I.M T.N )
( 記事ID:6959 )