ジョコウィ、退任後もヌサンタラ新首都へ定期訪問か 都移転後の次期政権の首に圧力
2024年10月12日付 Kompas 紙
東カリマンタンのIKN空港に着陸後、声明を発表するジョコ・ウィドド大統領 (2024年9月24日) (資料: 大統領府報道局)
ジャカルタ、KOMPAS.com
政治アナリストのアディ・プライトノ氏は、ジョコ・ウィドド大統領(通称: ジョコウィ)が10月20日の退任後もヌサンタラ新首都(IKN)へ定期的に訪問することを望んでいると述べた。しかし、その時にはジョコウィ氏は国家公務員ではない。新首都への移転を引き続き確実するため、同氏の意向は新政権に引き継がれる必要がある。去る10月12日、インドネシア・ポリティカル・パラメーターの最高責任者は「問題はジョコ大統領が退任後、どのような立場でIKNに行くのかということではないか」とKompas.comに語った。
アディ氏は、ジョコウィ氏の長男であるギブラン・ラカブミン氏が次期副大統領に就任し、IKNに事務所を設けることができるのを理由にするだろうと推測している。同氏は、ジョコウィ氏のIKN訪問が行われたとしても、新首都計画はジョコウィ氏本人の主導で生まれたものであるため、功績として残したいと考えるのは当然だと考えている。「ただ、IKNへ単に訪問し、視察するだけなのであれば、何の意味もないだろう」と同氏は述べる。同氏によると、ジョコウィ氏は次期大統領のプラボウォ・スビアント氏にIKNの業務を任せるのが望ましいという。
退任後も定期的にIKNを訪れると述べたことで、ジョコウィ氏は次期政府が同氏にとってこの意義深いプロジェクトを軽視しないように圧力をかけていると見なされた。「ジョコウィ氏はもう大統領ではなく、IKNに関する諸問題はプラボウォ・スビアント氏が担う問題だ。結局のところ、プラボウォ氏はジョコウィ氏がやってきたことをすべて継承すると約束した亅とアディ氏は述べた。「このように、ジョコウィ氏自身が将来重要視されなくなることを心配するような印象を与えるべきではない」とシャリフ・ヒダヤトゥラーイスラム宗教国立大学ジャカルタ(UIN)の教授は付け加えた。以前、IKNで取材班からインタビューを受けた際にジョコウィ氏の発言があった。同氏は大統領を退任した後も定期的にIKNを訪問すると主張した。
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( 翻訳者:宮崎隆 )
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