国民協議会全議員と国賓がプラボウォ大統領とギブラン副大統領に拍手喝采
2024年10月20日付 Kompas 紙
去る10月20日、国民協議会全議員や友好国の訪問者、元大統領および元副大統領が立ち上がり、プラボウォ・スビアント大統領とギブラン・ラカブミン・ラカ副に拍手を送る様子。(国民協議会のYoutubeより)
ジャカルタ、kompas.com 配信―去る10月20日、国民協議会全議員や友好国の訪問者、元大統領および元副大統領が立ち上がり、プラボウォ・スビアント大統領とギブラン・ラカブミン・ラカ副大統領に拍手を送る姿が見られた。
その瞬間は、国民協議会のアフマド・ムザニ会長が、ジャカルタの国会議事堂でプラボウォ大統領とギブラン副大統領が就任の宣誓と誓約を行ったと発表した後に起こった。
「この宣誓によって、只今より退役国軍大将プラボウォ・スビアント氏とギブラン・ラカブミン・ラカ氏が、2024年から2029年までの任期のインドネシア共和国の大統領と副大統領となる」と、ムザニ氏は議長として述べた。
これにより、プラボウォ大統領とギブラン副大統領は正式にインドネシア大統領及び副大統領に就任した。
そして、ムザニ議長は全議員及び来賓に対し、新しく就任した大統領と副大統領に対して敬意を表す拍手を求めた。
「これをもって、この崇高な議会と親愛なる出席者の皆様、2024年から2029年の任期である、新たに就任した大統領と副大統領に温かい拍手を求めたい」と同氏は締めくくった。西部インドネシア時間の10時30分に、紺青色のバタビアの上衣を着たプラボウォ・スビアント大統領がインドネシア共和国国民協議会運営部の前へとさっそうと歩み出た。
部屋の中の雰囲気は静まり返り、全員の注意はたった今為政者としての頂点に足を踏み入れた旧軍人に向けられた。
20年以上もの間政界に携わってきたプラボウォ大統領は、誓いと役職任命の台本を前にしっかりと立った。
「神に誓って私は、インドネシア大統領としての義務を果たそう」プラボウォ大統領は重く確固とした声で述べた。
述べられた一言一句が本会議場に響き渡った。
その表情は真剣で責任に満ちているように見えた。
プラボウォ大統領は大統領としての義務を最善に果たし、憲法を尊び、国民全体の豊かな暮らしのために闘うことを約束した。
プラボウォ大統領が宣誓を終えて間もなく、ギブラン副大統領がインドネシア共和国国民協議会運営部の前に出て副大統領として宣誓を行う番が来た。
プラボウォ大統領とお揃いのべスカプ(公式の場で着られるインドネシアの伝統的な衣装)を身に着けたギブラン副大統領は国民協議会運営部の会長の前に堂々と立ち、人生における新たな使命を担う覚悟を決めた。
「神に誓って私は、インドネシア共和国副大統領としての義務をしっかりと、そして公平に果たしていく」とギブラン副大統領ははっきりと、柔らかい口調で述べた。
同氏は、憲法に忠誠になり、責任を持ってすべての義務を全うし、インドネシア国民の利益のために大統領と協力することを約束した。
この任命式には、スシロ・バンバン・ユドヨノ第6代インドネシア共和国大統領、そしてジョコ・ウィドド第7代インドネシア共和国大統領が出席した。ユドヨノ氏とジョコ氏に同伴した、ユスフ・カラ氏、ブディオノ氏、マアルフ・アミン氏前副大統領らの姿も見受けられた。
しかし、メガワティ・スカルノプトゥリ第5代インドネシア共和国大統領は、ウズベキスタン訪問後に風邪を患ったため欠席した。
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( 翻訳者:中村巧 )
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