ミャンマー人とタイ人によるカテイン祭り メーソート郡で開催
2024年11月05日付 その他 - RFA Burmese 紙
2024年10月25日、タイ-ミャンマー国境のメーソート郡にあるトーヤ僧院で開催された合同カテイン祭りの様子
メーソート郡のトーヤミャンマー僧院で行われた合同のカテイン祭り(訳註: ビルマ暦に基づき開催される袈裟やその他の供物を僧侶に献上する盛大な祭り)はミャンマー人が主催するものであるが、タイ人もこの寄進の儀式に参加した。
このカテイン祭りにはミャワディー郡内の僧侶らが招かれ、合計90人に対し寄進が行われた。
メーソートのトーヤ僧院は、創建122年になる。ミャンマー人とタイ人との合同カテイン祭りは毎年継続的に開催されており、今年になって初めてのカテイン祭りがこのトーヤ僧院で開催されたと同僧院の世話役が述べた。
僧院の世話役のマンミョーミン氏は「私たちが今日行ったのは、毎年開催されているこの合同カテイン祭りだ。このメーソート郡内では、今日開催されたものが最初のカテイン祭りで、地域在住のミャンマー人とタイ人による合同開催だ」と話した。
メーソート郡のミャンマー人企業経営者らが中心となって寄進を行い、カレン民族同盟(KNU)等の組織も袈裟やその他の供物を寄進した。
ミャンマー人移民学校と商人も訪れ、パデーダー樹(訳註:木などをかたどった骨組みに紙幣や供物を吊り下げた御幣)を寄進した。
寄進者のマ・チョーは「運営資金の主たる提供者として毎年参加している。3年連続になる。こうして参加できることに大きな喜びを感じる。来年以降ももし寄進されたいお気持ちがあれば、ぜひ参加してほしい」と話した。
メーソート郡内の寄進者らは10月25日の早朝からバデーター樹を車に乗せて周り、トーヤ僧院に立ち寄って寄進をした。
カテイン祭りには1000人ほどが参加したとメーソート在住のウー・バートンが述べた。
「私たちのトーヤ僧院では毎年合同カテイン祭りにあらゆる民族が寄り集まって寄進をする。カヤイン族、ビルマ族、モン族、ラカイン族、ダウェー族、それからタイの人々、シャンジー族も一緒に楽しんでいる」。
カテイン祭りは毎年開催されているため、来年以降も伝統を守り続けると僧院の世話役らは語った。
( 翻訳者:HR, IA, KF )
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