軍評議会が金取引を重要商品およびサービスに指定 金取引業者のほとんどがライセンス未申請で一部は業務を正式に停止
2024年11月12日付 その他-キッティッメディア紙 紙

暴力軍評議会は金取引を重要商品およびサービスに指定し、金取引業者のほとんどがライセンスの申請をまだ行っておらず、一部は業務を一時的に停止しているとヤンゴン管区の金取引業者が本紙に話した。

10月24日、暴力軍評議会は金取引を重要サービスに定めたことを発表した。金の価格も、軍評議会が組織する金価格策定委員会により毎日公開され、ライセンスについてもすべての金の販売店と金の取引業者は再申請しなければならない。ライセンスなしでの取引が認められることはなく、重要商品およびサービス法第5条に基づき措置が講ずると発表した。

「現在のところ、金取引業者の多くがライセンスを申請していない。申請数は少ない。ライセンスを取るのは非常に難しく、納税証明書が必要である。また、総合行政局長、警察と金協会の協力も必要となる。財産の証明の調査も行われるため、取得はかなり厳しいということだ。様子を窺っている人もいれば、営業を休止している人もいる。中には海外に移住するために売れるものを全て売り払っている人もいる」とヤンゴンの金取引業者の一人が話した。

同様に軍評議会が発表した金取引に関する規定には、景品くじ引きを行い価格を釣り上げるかのような方法で取引をしてはいけないという禁止事項も含まれており、金販売店としてもどのように売買すべきかわからず困惑していることがわかった。

ヤンゴン市ラダー郡区内のある金販売店オーナーによると、「禁止事項では、景品くじ引きを行って金を販売促進することは認められていない。その規定は不明瞭であるほか、現在金の販売促進はすべて景品くじ引きにより行われている。景品くじ引きを行うことで、金の相場自体が引き上げられることはないが、経費とくじ引きの景品分を価格に少し上乗せしなければならない。それを禁じるというのだから、金販売店は皆かなり困った状況に陥っている」という。

また、マンダレー空港で、アウンタマーディー金販売店のオーナーであるウー・アウンサンウィンのタイへの出国が認められず、パスポートを没収して帰宅させたというニュースが金取引業者に与えた衝撃は大きく、国外に出るための準備を行う金取引業者の間で懸念が広がっていることがわかった。

「アウンタマーディー金販売店のオーナーは出国を禁止されている。他の金販売店のオーナーも不安を感じている。主に医療のために国を出ている。子供の将来のために国外への移住を計画している金取引業者もいる。そのような人々も相当な苦境に陥っている。一体これからどうすれば良いものか途方に暮れている」とヤンゴンの金取引業者が続けて説明した。

暴力軍評議会は、ライセンスがない人に対し、金取引を重要商品及びサービス法第5条の下、懲役3年または罰金あるいはその両方の刑に処する場合があると発表し、ライセンスがないまま金取引をすることのないよう重ねて警告を発した。

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( 翻訳者:N.T、T.O、W.S、H.T )
( 記事ID:6991 )