日本人観光客がボゴールでストリートミュージシャンに恐喝される事件を受け、ボゴール市警察が定期取り締まりを実施
2024年11月30日付 Kompas 紙
ボゴール、KOMPAS.com配信
ボゴール市警察のアグスティアン・シャッハ署長は、ボゴール市内のいくつかの地点で公共の秩序を乱す可能性のあるストリートミュージシャンを取り締まるため、定期的な取り締まりを実施すると発表した。
この捜査は、去る11月23日ボゴールで、インドネシアの小型バス(アンコット)内で日本人観光客に対して行われたとされるストリートミュージシャンによるゆすり事件の結果として実施されたものである。「我々は現場を特定した。パンク系のストリートミュージシャンらの基地の一つは、南ボゴール地区のパンカサン郡にある。そこにはパンク系のアイテムを売る店があり、多くのパンクチルドレンが集まっている」と、去る11月26日、同氏はKompas.comに語った。
合同捜査は少なくとも週に2回行われる予定だ。風紀取締隊以外に、この捜査にはボゴール市警と社会庁も協力する。「麻薬や危険物を使用するストリートミュージシャンは普段からいるが、私たちには何もできない。しかし昨日の合同捜査(チーム)は効果的だったため、今後はルーティーンにしていきたいと思う」と同署長は述べた。
同署長は、社会的秩序を乱す大道芸はボゴールでは禁止されていると断言する。ボゴール市政府はすでに北ボゴール区ジャンブ・ドュアなど適切な音楽道具を持ったストリートミュージシャンが一ヶ所でパフォーマンスをする場を提供している。一方で、収入を得るのが難しいと不満をいうストリートミュージシャンに対し、同氏はパフォーマンス向上や、より整った格好でのパフォーマンスを促している。
同署長は、一部のストリートミュージシャンをカフェでのパフォーマンスに誘導したと述べた。
「ジャンブ・ドゥアでは特別措置を講じている。すべてのストリートミュージシャンを禁止すると、彼らが信号機付近や車の窓を叩くなど、さまざまな場所に散らばり混乱を招く。そのため、現在のシステムでは特定の地点に誘導し、より秩序を保つようにしている」と説明した。
これに先立ち、西ジャワ州ボゴール地区において日本人男性観光客が小型バス乗車中、ストリートミュージシャンの恐喝に遭ったと主張している。当事件は、SNSアカウント @ogatamedan を通じてアップロードされたビデオを通じて、被害者によって語られた。現在、SNS上で拡散しているこのビデオ内で、観光客は、当事件はボゴールで発生したと言及している。しかしながら、事件はボゴール市内で起きたのか、それともボゴール県内で起きたのかについては、言及されていない。
去る11月25日、ボゴール市警察署のアジ・リズナルディ・ヌグロホ署長は、この恐喝容疑について聞いたことがあると認めた。「その通りだ。外国人観光客がストリートミュージシャンに金銭を迫られたビデオがアップロードされている。具体的な場所までは分からない。しかし、我々はボゴール市が安全で、快適で、整然としていて、住みやすい街であり続けるように、予防的かつ包括的に取り締まりと規律に努める」と述べた。
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( 翻訳者:穂刈 杏奈 )
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