日本、人を襲う野生のクマ対策に AI を活用
2024年04月29日付 VietnamPlus 紙
【写真】日本の19県で発生した198件のクマ襲撃事件で219人が死傷(出典:共同通信)
【写真】日本の19県で発生した198件のクマ襲撃事件で219人が死傷(出典:共同通信)

日本、人を襲う野生のクマ対策に AI を活用


日本政府の情報によると、人工知能(AI)の技術が防犯カメラに記録された映像を処理してクマを検知し、関係機関に通報するという。



日本政府は、野生のクマを検知するための人工知能(AI)の試験的活用を計画している。クマが人を襲う事件が日々増加していることが背景にある。

日本政府の情報によると、同システムでは、AI技術が防犯カメラに記録された映像を処理してクマを検知し、関係機関に通報する。監視カメラや災害管理カメラ、あるいは公益事業組織が所有するカメラなどが使われる。

実験計画は日本の中部地方の富山県で今夏より開始される見込みである。効果が確認されれば、住宅地付近でクマの出現が度々記録されている他の県でもこのAIシステムが適用される。

また、日本の東北地方にある岩手県でも、動物の移動を検知できる自動カメラを用いてクマを監視する試験を実施する。

昨年度だけで、日本の19の県で人がクマに襲われる事件が198件発生し、死者6名を含む219人が死傷した。これは、被害件数を集計し始めた2006年度以降、最大の被害レベルである。クマが人間の住む地域にまで現れるのは、クマの食糧源が年々不足していることが原因だと言われている。

日本政府は、クマが人を襲う状況をなくすための様々な対策を進めている。

去る2月に立案された計画では、そうした状況を解決するカギは、都市部でクマが出現した際の早期検知と警察・地域社会間の迅速な情報共有であるとしている。


【写真】日本の19県で発生した198件のクマ襲撃事件で219人が死傷(出典:共同通信)

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( 翻訳者:遠藤花愛 )
( 記事ID:7082 )