無料給食プログラムにおける腐敗の可能性と監督の重要性
2025年01月09日付 Kompas 紙
中部ジャワ州スマランの第12中学校で提供されている無料給食の例
中部ジャワ州スマランの第12中学校で提供されている無料給食の例


ジョクジャカルタ、kompas.com配信―
ジョクジャカルタ汚職監視委員会(JCW)の場ハルディン・神庭は、ジョクジャカルタ特別州の無料給食プログラム実施における汚職の潜在性を示唆した。

去る1月8日に発表されたプレスリリースの中でカンバ氏は、無料給食プログラムを支援するために、ジョクジャカルタ特別州地方政府は2025年の地方政府予算に420億ルピアを計上すると話した。

それは、約1.6兆ルピアに達するジョグジャカルタ特別州の自己財源のうち、2.5%の割当額である。

ジョグジャカルタ特別州内の県/都市レベルでは、計上された予算額は様々である。
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例えば、ジョグジャカルタ市当局は、幼稚園児から中学生までを対象とした無料給食プログラムに対して約800億ルピアの予算を計上している。

一方で、スレマン県当局は1000億ルピアの予算を割り当て、バントゥル県当局は300億ルピアを用意している。

クロンプロゴ県当局も必要となる 295億ルピアうちの144億ルピアの予算を第一段階として準備している。

最後に、グヌンキドゥル県政府は、2025年の地方政府予算のうち122億3,000万ルピアを割り当てた。
「この無料給食プログラムへの膨大な資金は、複数の考慮されるべき身体的なプログラムを『犠牲』にし、さらに地方政府で各外来診療の予算を削る必要がある」とカンバ氏は話した。

透明性と監視の重要性

同氏は、無料給食プログラムの実施においては、特に食料の供給や予算管理に関して透明性と厳格な監視が重要であると強調した。


同氏は、全国の各市町村や地区、州の地方政府予算とは別に、数兆ルピアが地方に投入されるだろうと言った。

「この無料給食プログラムにおける腐敗の拡大を防ぐために、実施要領や技術、協力規定、監督、制裁などあらゆる規定を整備する必要がある」と同氏は伝えた。

ジョグジャカルタ汚職監視委員会は、無料給食プログラムが効果的かつ効率的に実施され、プログラム実施に至るまでの全ての過程で汚職が起こらないことを望んでいる。

「汚職撲滅委員会を含む、ジョグジャカルタ特別州の司法当局は、この無料給食プログラムの実施を監督する必要がある」とカンバ氏は締めくくった。

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( 翻訳者:鈴木詩織 )
( 記事ID:7094 )