マグウェ刑務所の囚人200人以上が治療をする許可を求める
2025年05月27日付 その他 - ウェスタンニュース 紙
刑務所当局者からの暴力により負傷したマグウェ刑務所の政治犯200人以上に対する治療許可を、受刑者とミャンマー政治犯ネットワーク(PPNM)が求めている。
2025年4月13日にマグウェ刑務所前で現地の国民防衛部隊PDFと軍評議会傘下の軍の間で戦闘が発生した。
その後刑務所内で矯正局職員と受刑者の間で、一部緊迫した状況が発生し、これを刑務所当局者が発砲により終結させ、政治囚2人が亡くなった。
上述の戦闘の発生において政治囚が参加していたと言って、刑務所当局者が政治囚400人以上を地面に伏せさせて殴打した。
そのような暴行により政治囚は腰、足、お尻に殴打されたことによる傷と発砲による傷を負ったとPPNMが5月27日に発表した。
「不当な法律によって逮捕されている政治犯 ウー・ウィンウィンとコー・ピョーを含む政治囚は酷く殴打され、命の危険があるほどの状況にある。刑務所当局者が殴打したほか、治療許可も出していない。現在、政治囚200人以上が刑務所当局者からの嫌疑により室内に閉じ込められている状況が1ヶ月以上続いている」とPPNMが述べた。
さらに受刑者への面会許可も完全に制限されており、戦闘発生時に参加していた政治囚に対しても受刑者への差し入れ許可が制限されているとPPNMが発表した。
戦闘の発生した時から現在まで、マグウェ刑務所の政治囚は飲み水を手に入れることが出来ず、高いお金を出して買わされており、室内のトイレの水で水浴びをしなければならないことがわかった。
「そのような政治囚に対するマグウェ刑務所当局者たちの不当な行いは人権を明らかに侵害している。政治囚は軍評議会の軍が不当に逮捕した人たちであり、その状況を利用して、人間1人の基本的な権利を侵害している刑務所当局者は自分たちの行ったことに対して完全に責任をとらなければならない」とPPNMは述べた。
PPNMとしては調査を行い、違反している人を明らかにしていくものであり、そうした人々に対する処分も人権に関する各組織と協力して行っていくと声明で述べた。
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( 翻訳者:Y.M,K.H,H.T )
( 記事ID:7144 )