押収が頻発しているため、パアン・ミャワディ間のほとんどの貨物輸送用トラックの運行が停止
2025年06月10日付 その他 - カレンインフォメーションセンター 紙

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カレン州パアン市に加えて、他の郡でもここ数日のうちに無許可の車(翻訳者注:輸入許可及び国内での車両登録がなされていない車)の押収、取り調べをより一層行うようになってきているため、ほとんどの無許可のトラックの貨物輸送が停止されているとトラックの運転手が話した。
カレン州では、無許可の車、オートバイのほか、軍評議会は関税を払っていない貨物を含め押収、取り調べを行っているため、大型トラック、小型トラックの行き来が少なくなっているのと同様、ほとんどが運行を停止していることを、ミャワディ・パアン間で貨物輸送を行っている業者が話した。
「許可のある車は1台あるが、走る勇気がない。荷物は関税を払っていないので。許可のある車であっても(車に積んでいる)荷物が見つかるとすべて押収される。返してもらえるというけれど、1000万チャット以上分くらいしか返してくれない。車が4000万チャット相当の価値だとすると、2000万チャットほど、つまり半分を払って返してもらえる。品物も車も価値を半分にして賠償させるということだ。関税を払っていない無許可の車はというとすべて押収され返してもらえない。状況はかなり悪く多くの場合は休業している」と同氏は本紙へ話した。
このようにトラックの運転事業が停止したため、運転手と助手の雇用を行わなければならないミャワディからタイ・ミャンマー間で商品の輸送取引を行う人々は、運行の停止の日数が長くなってくると労働者雇用の費用のために損害が出てくると業者が補足して話した。
その他、軍評議会は無許可の車を以前はパアンでのみ主に押収や処分を行っていたが現在は道路の分岐点や交差点、また村落側からパアン市側へ来る無許可の車、オートバイの取り締まりも一層厳しくなってきているため、近くの村や町へ行くのも困難になっていることを無許可の車の運転手が話した。
パアンで6月1日から無許可の車をこのようにだれかれ構わず押収していたところ、6月9日までに無許可の車の押収が1000台以上あった。地元民たちは現在の取り締まりによって交通に困難が生じており、政府が何らかの方法を探し解決するように地元民が話していることが分かった。
販売業を行うあるパアン市民は「州の(車両登録)許可を与えてくれるなら誰でも許可を取りに行くだろう。知っての通り、カレン州では自家用車から全てが無許可だ。これほど無許可の車が多い場所で取り締まりに来るなら、どうすればいいのか」と話した。
以前は無許可の車を交差点で組織が集団で押収、取り調べを行ったが、現在は路上に出ている無許可の車だけでなく、地区内の住居の前に停めてある無許可の車を含めて押収するという情報のせいで、無許可の車の一部はそれぞれに隠していると地元市民たちの発言から分かった。
現在の管区の対策によって厳格になっている押収において、許可のないボランティア社会支援組織の救急車が押収されているが、軍評議会と関係のある武装組織の車、軍評議会を支持する人たちと省庁に関わる職員らが使用している無許可の車は押収されることはないことを地元民らが話した。
現在、パアン市で軍評議会は無許可の車、オートバイを押収しているため、許可のある車、オートバイなどの車両の価格が跳ね上がってしまい、言い値で売買している市場ができはじめていることが地元市民たちの発言から分かった。
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( 翻訳者:N.T,Y.Y,M.S,C.H,H.I )
( 記事ID:7157 )