プラボウォ大統領「麻薬カルテルは今や潜水艦を所有、彼らは屈しない」
2025年10月30日付 Kompas 紙

インドネシア共和国のプラボウォ・スビアント大統領は、2025年10月29日(水)、国家警察本部のバヤンカラ広場で行われた麻薬押収品の廃棄活動に参加した。
ジャカルタ、KOMPAS.com インドネシア共和国のプラボウォ・スビアント大統領は、現代の麻薬カルテルが自らの製品を流通させるために潜水艦を所有していると明らかにした。プラボウォ大統領は午前1時に着岸する船があると語った。
「警察は国民の警察でなければならない。国民が目と耳となり、村長に『昨夜1時に船が着岸した』と報告できなければいけない。静かな海岸に、真夜中の1時に船が着岸する船などあり得ない。その目的は間違いなくろくでもないものだ」と大統領は述べた。
これは去る10月29日、南ジャカルタの国家警察本部で麻薬が焼却された後にプラボウォ大統領は語ったものである。「彼らの目的がまともなら、明るい時間に到着するはずだ。これは世界的な問題であり、今や麻薬カルテルが潜水艦を使用する手口まで現れている」と警鐘を鳴らした。
「政府が麻薬を根絶しても、麻薬密輸グループは簡単に屈さないだろう」と大統領は述べた。さらに、国家警察に対し麻薬密輸グループを迅速に対処するよう強く呼びかけた。また警察機構バヤンカラ部隊に対し、麻薬撲滅を目指す関係機関と常に協力するように呼びかけた。
「我々はカルテルが負けを認めたがらないことを想像できる。どこでも同じだ。警察はより機敏に行動し、国軍や税関、検察庁などと協力し、すべての機関が一つのチームとして団結しなければならない。私は常にチームワークを意識して働かなくてはならないと言っている。省庁間にあるエゴや過剰な部隊への忠誠はやめよう。我々は一つの部隊、メラプティ(紅白の国旗)の組織、すなわち統一国家インドネシアの部隊である」とプラヴォオ氏は述べた。
国家警察に感謝の意
プラヴォオ大統領は、自身が期待する任務を国家警察が理解していることに対し、感謝を示した。
「もっぱらこの1年、私は他の課題に注力してきた。だが、政権発足当初に与えた任務を理解していただいたことを理解しているし、感謝している。3つの任務を実行し、今や国民に証明してくれた。大規模な麻薬の蔓延を阻止したのだ」と大統領は付け加えた。
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( 翻訳者:宮崎隆 )
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