マラリア撲滅のために世界基金が1億ドル近く援助へ(9-16-4-1)

2013年04月29日付 The Voice 紙
ヤンゴン、4月26日

 3大感染症(エイズ、結核、マラリア)の撲滅を目指して活動している世界基金(Global Fund)が、ミャンマーのマラリア撲滅計画のため、2013年から2016年の間に1億ドル近くを援助することになったと保健省保健局の担当官が本誌に話した。
 上記の援助の一部を薬剤耐性マラリア抑制のために使用する予定で、国中のマラリア撲滅のために資金がまだ必要であると同氏はつけ加えた。
 世界全域で(人々を)脅かしている3大病にマラリアも含まれているので、保健省の現在の支出を減らさずに病気の拡散を抑制する対策を実施するよう、世界保健機関(WHO)の担当者Dr.Krongthong Thimasarnが助言した。
 「この病気は拡散するのがとても早い。抑制できなければ、(仏教でいう)「疾病災」の様にさえなりかねない。」と、ある薬学専門医は本誌に語った。
 保健省は薬剤耐性結核患者に住居を移動しないよう勧告し、病気の拡散を抑えているとマラリア撲滅課の役人が言った。
 ミャンマーは東南アジアのメコン地域でアーテミシニン耐性マラリアの危険に直面している国々の中に含まれていると世界保健機関は発表している。
 そのため、薬剤耐性マラリアの撲滅計画を今年、ミッチーナ、チャイントン、ミャワディ郡で実行していて、タニンダーリーとチャウトーに赴き調査する予定であることを、ミャンマー医薬研究局(下ミャンマー=ミャンマー南部)局長ウー・ミャッポンチョーが話した。
 世界保健機関は世界全域でマラリア撲滅のための基金が毎年50億ドル余り必要であると発表している。


同じジャンルの記事を見る


翻訳者:田崎巧
記事ID:93