ラーショー宗教対立で暴力行為に関った30名に有罪判決(9-23-10-2)

2013年06月17日付 The Voice 紙
ヤンゴン6月13日

 シャン州北部ラーショー市で起こった衝突で暴力行為に関わった30人に、郡裁判所が6月第2週目に有罪判決を下したことが、同裁判所により明らかになった。
 ラーショー市で暴動が始まった5月28日に女性にガソリンをかけて火をつけた48才のウー・ネーウィンを、6月11日に禁錮26年の刑に処し、暴動に加担した地元住民29人に対し6月13日、禁足命令(移動禁止)6ヶ月の判決が言い渡されたと、ラーショー 市の弁護士が話した。
 ウー・ネーウィンに対しラーショー郡裁判所は、麻薬向精神薬法第15条に基づき禁錮5年、麻薬所持に関る第16条(C)項により7年、殺人未遂に関る第307条により7年、傷害に関る第326条により7年の刑を[加算し]言い渡した。
 暴動に関わったと見做された60人を逮捕した後、29人を6月12日に第1、第2警察署が起訴したこと、その日に原告の証人として警察署員と地区管理委員長に尋問し、翌日に被告らに尋問を行い禁足命令6ヶ月の判決が出されたと弁護士の一人は話した。
 禁足を命じられた29人は刑期の6ヶ月間、14日に1度、生活態度が良好である旨所轄警察に報告することが義務付けられていると同氏は続けた。
 被告には判決が下されても、人権宣言と裁判法に基づき異議申し立てをする権利が十全に与えられなければならないと、安定・平和と法の支配委員会の副議長であるウー・ウィンミンが見解を述べた。
 ラーショー市での2日間にわたる暴動で、1人が死亡、5人が負傷した。さらに、住居5軒と映画館1軒、商店32軒、自動車2台、オートバイ11台が燃やされた。
 暴動の発生を受けて、ラーショー市では暴動の起きた5月28日に刑事訴訟法第144条に基づく夜間外出禁止令が発令され、6月8日からは、夜22時から朝3時までに時間が縮小された。


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翻訳者:石橋知士
記事ID:165