貧困層現金給付(BLSM)今月末にも開始

2013年06月18日付 Kompas 紙
ティファトゥル・スンビリン情報・通信相
ティファトゥル・スンビリン情報・通信相
ジャカルタ、compas.com配信
補助金付き石油燃料の値上げが今週実施されることが確実となった。インドネシア政府はその埋め合わせとして6月末に予定されている貧困層への一時的現金給付(BLSM)を開始する。
「現在財務省が補償金額を算出している。補償金額が確定し次第、今週には補助金付き石油燃料(BBM)の値上げも決行されるだろう」と、石油燃料値上げ広報チームの書記官も兼任するティファトゥル・スンビリン情報・通信相は国会議事施設で述べた。
BLSM基金は4ヶ月間にわたり1世帯あたり15万ルピア支給される。このプログラムの対象となる貧困世帯は1500世帯に及ぶ。ティファトゥルはBLSM基金対象世帯あてに確実に給付されると説明する。
「いずれにしても受領者の名前と住所あてに送られるので、不正が生じる余地もないだろう。この基金は郵便局も直接受け取ることもできる」とティファトゥル相は述べた。
ティファトゥル相はそのほかにも貧困世帯は貧困世帯対象の米供給プログラム(raskin)を通じて1か月に2回、合計30キログラムの米を受領できること説明した。raskinによる米の配給は先に配布された社会保護証明(KPS)を提示することで受けられる。
この社会保護証明(KPS)は、持ち主の変更はもとより売買もできないようスキャン可能な仕様になっているとティファトゥル相は述べた。これに先立って国会は去る6月17日月曜日に行われた本会議で2013年度の補正国家予算案を最終的に可決している。
この法案には、貧困層への一時的現金給付(BLSM)、貧困世帯就学児への奨学金(BSM)、(妊婦、および18歳以下の子供を持つ貧困世帯に給付される)希望ある家族プログラム(PKS)、貧困世帯対象の米供給プログラム(raskin)などの補償資金が含まれている。
石油燃料の値上がりは今週中にも発表される予定。
ハイオクガソリン1リットルあたり4500ルピアが6500ルピアに、ディーゼル燃料は1リットルあたり4500ルピアから5500ルピアに値上げされる


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翻訳者:本田 麻衣子
記事ID:172