ミャワディ貿易区再開に遅れ[9-30-24-1]

2013年08月04日付 The Voice 紙
ヤンゴン8月1日
大雨と洪水により貿易を中断しているミャワディ貿易区の再開は約数週間遅れる可能性があると、ミャワディ貿易区責任者で副課長のウー・チーセインが話した。
 大雨と洪水に見舞われているミャワディ町において、7月31日午後から(たまった)水量は減ってきているものの、天候の状況を見る必要があり、山崩れのためにふさがった道路を片づけなければならないため、貿易の再開は遅れる旨を同氏が話した。
 山崩れのために先月28日から大型トラックが通行することができず、どうしてもという場合にはバイクに頼らなければならず、そのように貿易が中断しているため、タイ製の商品が値上がりする可能性があると同氏が話した。
 「貿易区の状況はというと、幽霊が出ることさえ心配されている。大雨のため、川沿いにある倉庫は水にぬれ、ダメになってしまった。損失額を計算することもまだできない。ネーピードーにも、電話でのみ報告をしている。停電のため、発電機で充電しなくてはならない」と同氏は言う。
大雨のため、タイのメーソット側の土手が決壊するのではないかと懸念しており、また水があふれ出てきたとミャワディにおいて情報が出まわっていたが、8月1日には水量が再び下がってきたため、水害にあった人たちの一部は地元に戻っていると、ミャワディ町1番地区ガンゴー通りの住民の一人が話した。
 「商品の値段は上がっている。30包入りのヤムヤム(インスタント麺のブランド名)酸辛味1ケースと、48包入りのスーパーコーヒーミックスの大袋ひとつが15000チャットする。以前は一番高くても10000チャットだった」と同氏が話す。
 ミャワディ=コーカレイ間の道路における山崩れと道路崩壊のためにオートバイすら運転することができないため、水量が下がっても貿易はまだできないとミャワディ町5番地区シュエワートゥン通りに住む商人が話した。
 ミャワディ町では7月22日から雨が降っていたこと、及び7月28日から7月31日の午前中まで雨足が激しかったためミャワディ町において洪水が起き、貿易区に関しては7月28日から貿易を中断していたと、ウー・チーセインが話した。
 ミャワディ貿易区はミャンマー=タイ国境貿易区の中で最大であり、2012年-2013年の会計年度における貿易額は5億7400万米ドルであったことが、商業省の統計から分かった。


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翻訳者:酒徳 結
記事ID:258