5千チャット紙幣の偽札造りと使用により若者2名を逮捕(9-40-7-2)

2013年10月14日付 The Voice 紙
ヤンゴン 10月10日

 ミャンマーで2番目に高額の紙幣である5000チャット紙幣を偽造、使用した若者2人を10月6日午前5時頃、ミンガラータウンニュン郡ダビェーゴウン地区ミンガラー市場の1番入場口付近で逮捕したとミンガラータウンニュン郡警察署幹部が本誌に伝えた。
 同警察署によれば、24歳のピョーミントゥーと26歳のサインチョーチョーの2人がカラープリンタを使い、業務用A4版紙で5000チャット紙幣を偽造、使用したという情報を得たので、警察が取囲み逮捕し、両名の上着のポケットから見つかったCI5200986番の偽造5000チャット紙幣8枚を押収した。
 「情報を得て待っているとき、この2人は偽造5000チャット紙幣を用いて、ミンガラー市場入場口付近の焼き飯屋で食事をした。精算時まで待って、偽造紙幣に間違いなかったので逮捕した」と上記の警察署幹部が述べた。
 本件はインセイン犯罪捜査局に移管されたので、逮捕者2人の詳細は分からないと、追跡・逮捕にあたった警察官が話した。
 この偽造紙幣は本物の5000チャット紙幣より、縦横の長さが1ミリずつ短く、(偽造防止のための)肖像・金額の透かしや安全線がないことがヤンゴン地域警察本部より明らかとなった。
 5000チャット偽造紙幣を使用した男性2人を、(パ)678/13、2013年ミャンマー中央銀行法第105、106条により立件し捜査しているということもミンガラータウンニュン郡警察よりわかった。
 ヤンゴン地域警察によれば、4月22日、ある女性がモービー郡農業銀行支店で借入金を返納した際、5000チャット偽造紙幣64枚が押収された。その女性は牛を売った相手から紙幣を受け取っており、その繋がりでこの牛商人2人がインセイン市とトゥンテー郡で5000チャット偽造紙幣を150万チャット分以上も使っていたことが判明したため、同2名を逮捕したという。
 6月にも、カマーユッ郡で車販売業の者から5000チャット偽造紙幣15枚が押収されたことがヤンゴン地域警察への取材でわかっている。


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翻訳者:田崎巧
記事ID:319