インドネシア、国連に13,487の島を申請

2011年11月01日付 Kompas 紙
クタ、kompas.com 配信
インドネシア政府は来年(訳注:2012年のこと)、インドネシアの島の数を13,487とする申請を国連に対して行う。これにより、上記の島々が統一国家インドネシアの一部であることの強調が図られる
 11月1日、アグス・ドゥルマワン海洋水産省島嶼活用促進局長がバリ島のクタで開催された小島嶼地域の統合や発展・管理に関するセミナーにおいて、これを公表した。
 アグス局長によると、国連への登録は調査と2007年から各政府機関や省庁によって行われてきたインドネシア島嶼群のすべての島への命名が終了したのちに行われる。
 インドネシアは、実のところ2007年国連に4918の島を登録している。
「しかしながらその数は島の総数ではなかった、なぜなら大部分の島にはまだ名前がなかったからだ」とアグス局長は述べた。
 命名と調査ののち、インドネシアが領有する島の正式な数は13,487となった。この総数は、それまで主張されていた約17,000という数字を修正することになった。このかなり大きな数の差は、計算方法と「島」の定義の違いに起因している。
 定義となったひとつは、「島」とされるのは高潮時に水没しない陸地であることを述べた国連の条約である。
「このことに基づくと、島の総数は13,487となる。したがって島が減っているのではなく、用いられた計算方法と定義に違いがあるのだ」とアグス局長は述べた。

[注記]インドネシアの地理空間情報局は本年10月18日に国連海洋法条約の定義に基づき国内の島の数を数えなおした結果、これまで定着していたより4000以上少ない13466と発表。本文の記事は2011年11月に配信されたものですが、インドネシアの島嶼群をめぐる近年の事情を伝えている重要性から掲載いたしました。


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翻訳者:一丸夕花
記事ID:401