マウンドーでの警察攻撃にロヒンギャー関連団体の訓練受講者が参加(10-3-2-1)

2014年01月27日付 The Voice 紙
ヤンゴン1月23日
ヤカイン州マウンドーでパトロールをしていた治安部隊の警察官らが攻撃にあった際、RSO(Rohingya Solidality Organaization-ロヒンギャー団結組織)の訓練修了生が加わっており、その攻撃に加わった11人はRSOからの賞金をもらう準備をしていることを、1月22日に内務省が明らかにした。
上述の攻撃が起こる約10日前、隣国のRSOの訓練に過去に参加していた23歳のK.ファイドゥラーは治安部隊が攻撃を受けたドゥチーヤータン村にやってきて、彼の友人5人ほどに銃の形をした棒を作成し銃の打ち方を教えていたと、その発表で明らかにされた。
 それ以外に、バングラデシュ潜伏中の者たちと法を犯した者たちが、バングラデシュ潜伏中のアドゥームーナーとマウンドーで2年の投獄刑に処せられたことのあるジャーブーラーに率いられ、ドゥチーヤータンへ到着していたので、治安部隊が村の中に入る許可を得られないよう危害を加えていたことが内務省発表から分かった。
数日前も、ヤカイン州へ来ることを試みていたパキスタンのタリバンテロ組織(TTP)と関係のあるテロリスト3人をバングラデシュのダッカで逮捕した。
「ここ数年、ロヒンギャーとしてまとまって立ち上がっていくことさえなんとかやっと、という時に、武力に訴えるということはあり得ない」とロヒンギャーを自称するウー・チョーソーアウンは話した。
マウンドー郡カイェーミャイン村の警察官4人と村長、10戸組(訳者注:隣組のようなもの)組長2人を含む自警団は、1月13日、ベンガル人が住んでいるドゥチーヤータン村にやってきた際に、ベンガル人の攻撃を受け、巡査部長1人と22口径の自動小銃の行方が分からなくなり、1月23現在まだ見つかっていない。
治安部隊への攻撃に加わった19人のうち11人は隣国へ逃亡しており、ドゥチーヤータンでこの件に関与したのでRSOから賞金をもらう準備をしていること、そして本攻撃に関わった疑いのある16人を呼び出し、取り調べをしたこと、を内務省が明らかにした。
治安部隊は1月13日夜9時くらいに、ドゥチーヤータン村近くにやってきたところで、暖をとっていたベンガル人20人ほどに遭遇し、「治安部隊だ」と言ったが受け入れてもらえず、ベンガル人が攻撃を始めたこと、そこをベンガル人がさらに取り囲んできたので逃げようとしたところ、アウンチョーテイン巡査部長は集団の中に取り残され、そこで銃声が2回聞こえたこと、そこへ軍地方部隊が協力して行ったところ、ベンガル人らが攻撃をしようとしたので銃を8発撃って阻止したこと、を内務省は発表した。
本件の状況を把握するために、ヤカイン州知事と州担当大臣、国連および国際組織代表ら、議員団体は1月23日に本件攻撃が発生した場所へ行った。
地元民の安全に問題があると言って、マウンドー町とレーマイン村を移転したので、ドゥチーヤータン村近くの村々に軍と警察を充分に配置することを、マウンドー県警察管理室長のティンコーコー警視監が話した。


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翻訳者:石橋知士
記事ID:548