マンダレー総合病院に三日間で熱中症患者27人搬送(10-15-12-1)

2014年04月28日付 The Voice 紙
マンダレー、4月23日

一部の州・管区域において気温が上昇し、マンダレー総合病院に4月21日から23日までの3日間で搬送された熱中症患者が27人にのぼったことを、同病院の広報担当者ウー・ミンルィンが明かした。

 マンダレー総合病院に4月21日午後、熱中症による死者2人と患者6人が最初に搬送されたと、ウー・ミンルィンが続けて語った。
 「この時期には、病院としては事前に受け入れ態勢を整えている。氷を提供してくれる人がいても、来院して提供してもらえる」と同氏は話す。
 この4月中、気温は上がり続け、4月21日に熱中症患者が6人、22日に10人、23日午後6時までで7人が搬送され、このうち1名が亡くなったこと、それ故に、現在までで熱中症による死者が合計7人となったことが、マンダレー総合病院の記録から分かった。
 「今日、病院に搬送されてきた人々には、14歳から60歳以上までの人々が含まれる」とウー・ミンルィンが語った。
 マンダレー管区域では4月に入ってから気温が上昇してきたため、マンダレー市では、過度の飲酒をする人、日差しのもとで作業をする人、老人などがとりわけ暑さに倒れやすくなっていると同氏が加えて述べた。
 「5月23日は、命を脅かす危険性のある体感温度について注意喚起をする日である。体感温度と気温は同じではなく、大気の危険度に関係する別々の自然科学指数である。毎年3月1日から4月15日までの時期は高温で乾燥した暑期である」と気象学者のトゥンルィン博士が自身のインターネット・サイトで語っている[※体感温度には湿度も加味されるため、暑さのさかりを過ぎても湿度の上がってくる5月は、まだ注意が必要であるという意味―訳者補足]。
 外国の気象予報によると、今年の暑期は最も暑い時期を過ぎたらしく、暑さの厳しい時期に日射病や熱射病が増えれば、準備を整えて治療できるよう、マンダレー総合病院では薬、氷、病室を3月の第3週から事前に確保しておいたこと、病院が氷を必要なだけ使用できるように、モーゾー氷製造所が氷を無料で提供していることを、ウー・ミンルィンが明かした。
 マンダレー市では、4月21日に42.2℃、22日に42.0℃、23日に41.7℃が観測されたことが、マンダレー管区域気象水文局への取材から明らかになった。


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翻訳者:松浦 宇史
記事ID:669