マンダレーを守る(10-25-3-1)No.1

2014年07月08日付 The Voice 紙
マンダレー住民の心中は心配でいっぱいである。それほど遠くないメイッティーラの事例が彼らを脅かしている。
 
 七月一日と二日の夜に起きた衝突後、上ビルマの町中が不安の雲に覆われた。
 「今は不安を抱えながら仕事をしている。家に残してきた両親が心配だ。メイッティーラのようになるのではないかと恐れている。昨晩殺人事件が起きたと聞いて、心の底から怖がっている。本当に起きたことなのか」と携帯電話を販売する職員、20歳のマ・テッムンはとても心配そうに質問してきた。
 マンダレーはほかの町より交通の便が良く、人々の付き合いは暖かく、安くておいしい食べ物があり、ミャンマー最後の王宮がおかれたれた文化の町として愛されているのである。
 しかし、ミャンマーで二番目に大きな都市に七月一日以降不安が押し寄せた。
 先例通り強姦事件がその土台を作り、次にお互いを攻撃する言葉が語られ始める。日暮れ時になると人の大集団がやって来たぞと、どこの誰かもわからない人が叫び声をあげてすぐに消えた。
 従来と同様、地元の人ではない人々の一団が扇動しつつ、ターゲットとして定めておいた場所を破壊していった。


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翻訳者:島崎千秋
記事ID:975