北京で行われたオバマ氏とジョコ氏の会談映像

2014年11月12日付 Kompas 紙
アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏(右)は10日北京にてジョコ・ウィドド大統領と二国間会談を行った。オバマ氏は中国で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)のサミットに参加した。
アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏(右)は10日北京にてジョコ・ウィドド大統領と二国間会談を行った。オバマ氏は中国で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)のサミットに参加した。
kompas.com配信
 米国ホワイトハウスは北京でのアジア太平洋経済協力(APEC)フォーラムの合間に行われた、ジョコ・ウィドド・インドネシア共和国大統領とバラク・オバマ・アメリカ合衆国大統領との二国間会談の映像を発表した。この7分33秒間の映像は同日に発表された。
 オバマ氏は月曜日に北京に到着し、ジョコ大統領はオバマ氏と会談した最初の国家元首となった。

 英語とインドネシア語を交えた会談の中で、オバマ氏はインドネシア大統領に選出されたジョコ氏に祝辞を述べ、インドネシアの総選挙を賛辞し、インスピレーションを与えられたと述べた。

「私はジョコ氏が大統領に選出された瞬間に、あらためてインドネシアは民主主義への移行を完了し、われわれすべてが世界の理想とする寛容性と社会的多元性を体現できていることがあらためて確認できた」と、オバマ氏は述べた。

またオバマ氏は、ジョコ大統領が野心的な改革行動計画を抱いていることを理解していると述べた。この計画に関連して、アメリカ合衆国はインドネシアが求めるものを手にするのを援助する強力なパートナーになることを望んでいる。
「私が今日もっとも伝えたいことは、アメリカ合衆国はインドネシアが大いなる希望を達成するためのパートナーになりえるということだ」と、オバマ氏は語った。
 次にオバマ氏は、これまで結んだ複数の協力事項、とりわけ経済分野、開発分野、安全保障分野においての協議を行うため、来年ワシントンにジョコ氏を招待した。オバマ氏はまた、イスラム過激派の阻止におけるインドネシアの役割を対し称賛した。

オバマ氏に対し、ジョコ大統領は自身の大統領就任式の際にジョン・ケリー米国務長官が代表として出席したことへの感謝の意を述べた。インドネシアはすでに民主主義とイスラムが共存している国であるとジョコ大統領は述べ、また「インドネシアは最大のムスリム国家であり、大統領選挙もすでに大変良い形で実施された。このことは、イスラムと民主主義が密接に共存できるということを示している」と述べた。

イスラム過激派の問題について、インドネシアは30年にわたってこの問題に直面しているとジョコ大統領は述べた。今後インドネシアは、治安維持のアプローチのほか、文化的、および宗教的におけるアプローチをもって、過激主義や急進主義に対応することになるだろう。


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翻訳者:西林 明秀
記事ID:1140