ムセの米市場正常にまだ正常に戻らず(10-44-25-1)

2014年11月17日付 The Voice 紙
ヤンゴン 11月13日

 ミャンマー・中国国境の貿易の町であるムセにおいて、ミャンマー側から中国へ輸出している米の市況は、中国当局の取り締まりにより取引を正常に戻すのが難しいとムセの米卸売市場からの情報で分かった。
 中国当局が8月から今月11月初旬までミャンマー産米の輸出を取り締まっており、取り締まりのない時期のみミャンマー産米を輸出していることをムセの米穀商たちが述べた。
 「あちら側で動き(取り締まり)があるなら、こちら側からの輸出が止まってしまう。動きがなくて初めて輸出できる」とムセの米卸売業者協会副会長ウー・チャンダーウーが語った。
 ムセから中国への輸出が減少してきていることにより、下ビルマからムセへの米流入も減っていることがムセの米卸売市場からの情報で分かった。
 同卸売市場によると、今月11月中には下ビルマから1日平均約2000トンの米が流入している一方で、7月は1日平均約3000トンの米が流入していたとのことである。
 2013年11月には下ビルマからムセの米卸売市場へ1日に約4000トンの米が入ってきていたことがムセの米穀商たちへの調査により知ることができた。
 「取り締まりが多く実施されていれば、米は倉庫の中に入れておかねばならない」とムセの米穀商ウー・ミンテインが言った。
 中国市場に頼って販売しているムセの米卸売市場では、中国商人たちへの取り締まりにより取引が少なくなり、米価格も若干下落しているとムセの米穀商たちが明らかにした。
 現在ムセの米卸売市場においては、中国に輸出する砕米率5%モートゥーカ種が1トンにつき中国通貨132元であるが、2013年は同種の米1トンにつき145元まで価格が上昇していたと米穀商らは言った。


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翻訳者:古橋櫻子
記事ID:1166