ベンガル人密航者700人以上をミャンマー領海内で逮捕、一時的にハインチー島に送還

2015年05月30日付 The Voice 紙
ヤンゴン 5月29日

 ピャーポン郡のミャンマー領海内で1隻の漁船を海軍が取り調べ、700人以上のベンガル人を逮捕し、そのベンガル人たちをハインチー島に連行したことを情報省が発表した。
 海軍の軍用船623号は、ピャーポン郡ティンプロエ行政村ダミンセイッ村落から東に30海里ほど離れたミャンマー領海内に、長さ76フィートほどある不審な漁船を一隻見つけて取り調べたところ、ベンガル人男性608人、女性74人、子供45人の合計727人を5月29日に逮捕したということが同発表で明らかになった。
 先のベンガル人らにどのような処分を下すかということに関して情報省は発表しておらず、大統領府も未だ何も言及していない。
 「子供や女性も含まれていました。現在、逮捕した中の一部の人たちはマウンドーから来たと言う者もいました」と大統領に近い人物は述べた。
5月21日にもベンガル人200人以上をヤカイン州マウンドー郡ティンボーグエ村落から西に4海里ほど離れたところの海で逮捕し、そのベンガル人らはバングラデシュ出身であったと政府は公式に発表した。
 しかし、バングラデシュ国民である、船に乗ったベンガル人らを取り調べ、出身国へ送還する準備をしているが、本日までに送還はできていない。
ミャンマーとバングラデシュから出港してきたと諸外国が信じているベンガル湾内の数千人のベンガル人のため、タイにおいて域内緊急会議を5月29日から開催しており、ミャンマーの代表団はその船に乗ったベンガル人を受け入れることはできないと会議で述べた。


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翻訳者:小林明里
記事ID:1520