津波の避難訓練中に心臓病の3人が病院に運ばれる

2015年06月29日付 The Voice 紙
コータウン 6月28日

 コータウン郡プローントンドーン村落で6月27日から津波の危険に備えて避難訓練をしている最中に心臓病の女性3人が意識を失って倒れ、緊急に病院に運ばねばならなかったことが同村落の住人から分かった。
 救済復興部が先導して村人と一緒に危険防止、安全、治療、救助などの活動を実際と同じように訓練をした時に、恐怖のあまり50歳過ぎの女性1人と40歳過ぎの女性2人が意識を失って倒れてしまったことを村人たちは述べた。
 「避難訓練をすることは10日ほど前から知らされていました。本当に実際と同じような訓練を行なったところとても怖くてショックを受けました」とプローントンドーン村の住人である女性は述べた。
 病院に運ばねばならなかった人のうち、回復した2人は夕方に退院し、残った1人は次の日に退院予定だとパローントントン村の村長から分かった。
 彼女たちのほか避難訓練中に別の3人ほども意識を失って倒れたと先の村長から分かった。
 走り回るうちに枝が刺さった16歳の若い女性も病院に運ばれており、心配しなければならない状態のため、手術を受けなければならないことを同氏は説明した。
 津波が起きたとき、村落にある救援組織がどこに救護所を開設するか、どのように救助するかを知ってもらうためにそのような訓練を行ったことをコータウン郡救済復興部長のウー・アーカーコーコーは述べた。
 「このような訓練を行うことで、実際に津波が起こったときに全く何も知らないことに比べ、分かっていることがたくさんあります」とパローントントン村のウー・ネミョーは述べた。
 この訓練に県、郡レベルの政府関係当局および警察組織、ワールドビジョン(NGO)、郡消防署と予備消防団の管理責任者ら、村民ら、計1200人が参加した。


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翻訳者:小林明里
記事ID:1600