ヤンゴン・ユナイテッドのサポーターを攻撃したヤダナーボンの観客7人を一時的に勾留

2015年07月06日付 The Voice 紙
ヤンゴン 7月5日
 ミャンマー・ナショナルリーグ2015年シーズン第1巡目の最終戦でヤンゴン・ユナイテッドとヤダナーボンの試合が行われた際に、ヤダナーボンの観客らがヤンゴン・ユナイテッドのサポーターの車に石を投げて破壊したため、ホームチームであるヤダナーボンの観客7人を地元警察が一時的に勾留して事態を収拾したことが、当日試合を観戦しに来た人たちの話から明らかになった。
 マンダレー管区域にあるバトゥー競技場で7月5日に行われた上述の試合で、アウェーのヤンゴン・ユナイテッドがヤダナーボンを3−2で下したあとに起きたことであると彼らは言った。
 前半戦は両チームの選手らは代わる代わるプレーしていたが、後半60分ほどからヤダナーボンの観客らが石を投げ始めたため、77分に2分間ほど試合を中断したこと、80分にはヤンゴン・ユナイテッドのウィングであるチーリンとヤダナーボンのミッドフィルダーであるイェーコーウーが口論になったため、主審は両者にイエローカードを出し警告し、ヤダナーボンのトレーニングコーチとヤンゴン・ユナイテッドのコーチも口論になったことなど、観戦していた25歳の男性が彼の見た状況を説明した。
 「審判の判断の間違いによって起こるべきでないことが起きてしまった。それを不満に思ったヤダナーボンの観客らはペットボトルやサンダル、キンマを噛んででた唾を吐き出した袋などを投げつけていた」とヤンゴンから来ていた上述の男性は話した。
 ヤンゴン・ユナイテッドの選手らがバトゥー競技場から出る際にヤダナーボンの観客らは石を投げたり、野次を飛ばしたりしたため、悪質なヤダナーボンの観客7名を一時的に勾留し、その後釈放したことをチャンエーターザン郡区警察署の幹部が認めた。
 ミャンマー・ナショナルリーグにおいて勝利数が最多の2チームによる直接対決となる試合だったので、ヤンゴン・ユナイテッドとヤダナーボンの試合はミャンマーサッカーファンの間でミャンマー・ダービーマッチと見なされていた。
 昨シーズン第1巡目の試合ではヤダナーボンはヤンゴン・ユナイテッドに1-0で勝利し、観客はフィールドに向かって、ペットボトルや石、キンマを噛んで出た唾を吐き出した袋などを投げつけていたが、今年のように酷くはなかったこと、今年はヤンゴン・ユナイテッドの選手らが乗る車を警察が警護せねばならないところまでになったことを上記の試合を取材しにいったスポーツ記者たちが述べた。


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翻訳者:豊嶋悠紀
記事ID:1630