最低賃金3600チャットをミャンマー労働組合総連盟が支持

2015年07月06日付 The Voice 紙
ヤンゴン 7月5日

 ミャンマーで各種事業分野のためにはじめて提案された最低賃金3600チャットをミャンマー労働組合連盟(CTUM)の労働者らが受け入れたと同組合からの情報でわかった。
 「CTUMを含んだ6つの労働者団体がこの最低賃金の数値に同意し受け入れた。3600チャット以下は決して受け入れられるものではない。3600チャット以下だと雇用主と労働者間の協議も始まらない」とCTUM中央委員会委員ウー・ウィンゾーが言った。
 最低賃金が発表された日から賛否両論表明できるので、事業主たちも法に基づいて、満足しなければ異議申し立てできるが、最低賃金規定に関する国民委員会が工場の収支を調査するので、証拠がしっかりしてから異議申し立てすべきと同氏は言った。
 「最低賃金を払えないので工場を閉鎖するというのも事業主の意思だといえる。この3600チャットで経営していける事業主のみとやっていく。増やしてくれた賃金に伴って生産力が上がるように(能力も)高めて、労働者側も労賃に見合う働きをするだろう」とCTUMメンバーのミャンマー鉄道労働連合の議長ウー・ミョーチッが述べた。
 最低賃金3600チャットを提案額として、最低賃金規定に関する国民委員会が7月29日に公表し、助言、反対、修正を行いたい場合2週間のうちに反対、修正、助言を管区域・州の委員会のもとに送らなければならないと発表されている。
 ミャンマーにおいて、この額を承認し規定したならば、労働者およそ20万人に仕事を与えている中国と韓国の縫製業90社以上を閉鎖するだろうと外国人事業主らが7月2日に脅迫するように発言し、ミャンマー縫製業事業主団体メンバーも3600チャットを支払えない、と7月2日に行われた事業主会議で意見を出した。


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翻訳者:久宗美里
記事ID:1633