(社説)互いに協力すべき時 (Daily, Vol-3/No-102)

2015年08月08日付 The Voice 紙
ミャンマー全土が今日直面している水害は現実的に国民を一致団結させるかのように追い込む事態である。

昔から2人が力を合わせると3つに決裂してしまうと揶揄されるくらいまでに分裂する軋轢のドラマがなされていたにもかかわらず、今日においては水害の被災者を助けるようにと一致団結していることは不幸中の幸いと言える。

作業の分野の各団体の他に民間メディアがみずから積極的に鼓舞し援助していたことや時間かけずに情報を伝えてくれたことも水害の被災者にとって格別な支援となってきた。

サイクロン・ナルギスでの非常に苦い経験があるので、気候や河川水の事前の知らせ、水害からの避難、飲み水や食料の備蓄、支援をすることなどをよりシステマティックに実施できるようにすることが特に必要である。

サイクロン・ナルギスの教訓は、実際のところ国民よりも当時の政府と違わない現在の政府がより大きな批判に直面していたことを考慮しながら、今日の状況に対してどのように計画しなければならないかということを明確に、得心が行くまで理解すべきだ。

しかし今日まで政府に対して力不足であると思う声しかでていないこと、政府の見解、国営メディアなどの報道ぶりが不十分なこと、政府に対しての批評に政府高官の一部が口答えするのは、政府らしくなくて狭量で未熟であるような反応である。

水害援助実行者である民間団体、若者ボランティア団体、その他の社会団体や多くの国民の善意を利用して不当な高値で販売するような打算的事態が起こらないようにすることも政府が法で厳しく取り締まる責任がある。

困難に直面し、危険がある様々な場面で、政府の責任、民間団体の責任、ボランティアの任務といった仕事の分担の線引きとか、互いの批判よりもどのような点で協力し実行できるか、自分でできるところからどのように協力できるかを優先して考える必要があること、特に政府が国民より広量で優れていることを示すことが特に必要であるというのが要点である。

2015年8月4日 編集者


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翻訳者:久宗美里
記事ID:1721