全国一律最低賃金3600チャットで承認

2015年08月29日付 The Voice 紙
ヤンゴン 6月29日(ママ、日付間違いか――訳者注)

 ミャンマーで各種事業分野のために初めて規定する最低賃金を3600チャットとして9月1日から全国一律で規定することを、最低賃金規定に関する国民委員会が連邦政府の承認を得て8月28日に発表した。

 地域や業種を区別することなく全国一律で規定する最低賃金は1時間あたり450チャットで、通常の労働時間8時間に対して3600チャットとしたことを、その発表で明らかにした。

 労働者15人以下の小企業や家族経営企業は最低賃金規定と関係のないことが、その発表に含まれた。

 現在物価が高くなっているため、最低賃金3600チャットでは労働者にとって具合が悪く、労働者らが要求していた4000チャットとしたとしても十分ではないことをヤンゴン・タラプー製鉄工場の労働組合書記長ウー・ノーアウンが語った。
「しかし、最低賃金の額が定まったのは安堵している。最低賃金というのは労働者の人々の間に以前は存在しなかった」と同氏が述べた。

 最低賃金法によれば、規定した最低賃金を2年間に最低1回修正する権利があるため、労働者らが最低賃金3600チャットで不都合であれば、修正する権利があることをウー・ノーアウンが話した。

 最低賃金を3600チャットと規定するならば事業を中止すると韓国や中国の縫製業者が話しており、縫製業を含む国内のCMP(加工賃収入)企業経営者もそれを支払えないと抗議している。


同じジャンルの記事を見る


翻訳者:古橋櫻子
記事ID:1778