年内にシティーマート全店でMPUカード(デビットカード)での決済可能に

2015年10月20日付 The Voice 紙
ヤンゴン|10月19日

 国内で小売業を展開するCity Mart ホールディングスの販売店全店において、MPUカードでの決済を可能にするよう取り組んでいることが、国内銀行で構成されるMyanmar Payment Union (MPU)への取材から分かった。
 City Mart でのMPUカードによる決済は今年4月から開始され、今月までで6店舗でのMPUカード決済が可能になっているが、残りの全ての店舗でも同カードによる決済を可能にするべく取り組んでいると、MPUの最高経営責任者ウー•ゾーリントゥッが話した。
 「City Mart 全店で行うつもりだ。City Mart 側もPOSレジを設置するためにネットワークの整備などに取り組んでいる。彼らの準備が整い次第、私たちが全店に設置する予定だ」と、同氏は言う。
 国内で現金を持ち歩くことが減り、カード決済が増えるように販売店でのPOS設置を拡大していくことは好ましい、またそれと同様に、ATMにおいても、通信不良や紙幣の不足によってお金を引き出せないということを減らしていけるようにするべきであると、ボータタウン郡区の女性会社員が話した。
 複数の銀行経営者らによると、銀行が発行するMPUカードで現金を引き出して使用することが多くなってきている現在、交通渋滞の問題もあるので、すばやくお金を補充できるようにATMには1000チャット札の代わりに5000チャット札および1万チャット札のみを入れなければならなくなってきているという。
 その他にも、カードから現金を引き出して使う人を減らし、カード決済を増やしていくために、全国的にPOSをさらに設置できるようにしていくつもりであると、ウー•ゾーリントゥッが話した。
 現金の持ち歩きを減らすために各銀行はMPUカードの発行を2012年から開始し、現在までに利用者は120万人を超えており、Orange スーパーマーケットなどを含む商業事業者計3200近くと決済を可能にする提携をしている。


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翻訳者:酒徳 結
記事ID:1921