国際組織が使うロヒンギャという語を政府が禁止してくれるよう、ヤカイン社会組織60以上が要請

2015年12月01日付 The Voice 紙
ヤンゴン 11月30日

外国の政府や組織がロヒンギャ民族という語を不当に使用することを政府が禁止するよう、60以上のヤカイン社会組織が要請しているとヤカイン文学文化協会会長のドー・ソーキンティンは述べた。

ロヒンギャという語を使用しないよう政府が禁止したにもかかわらず、国際連合および一部の国際組織、マスメディアがロヒンギャという語を不当に使い続けているので、使用を禁止するために政府として働きかけるべきだと同氏は述べた。

上記の60以上のヤカイン社会組織は11月30日にヤンゴン市のタムエ郡区にあるヤカインタハーヤ協会の事務所で記者会見を行い、要請したということだ。

「現在の政府は任期中努力してきたものの、まだ効果が上がっていない。体制転換で、ミャンマーにある社会組織ではお金を払って自分たちの民族を入れているということがある(校閲者注)。目論見があって、入ってこようと待ち構えている。そのために我々は要請したのです」とヤカインタハーヤ協会の会長ウー・フラマウンテインは述べた。

上記の60以上のヤカイン社会組織は共同声明を連邦議会と関連組織に提出し、できるだけ早く実現できるように引き続き取り組んでいくと同氏は述べた。

「議会でも、ロヒンギャ民族がいるかどうかを投票して表決済みである。しかし、まだ法的な効力はない。引き続き諸外国はその言葉を使用しており、圧力をかけてきている。次期政権にはより大きな圧力がかかってくるだろう。そのため、現在の政府がなんらかの政令を発する必要がある」とヤカイン愛国ターギー協会の会長ウー・チョーセインは述べた。

11月30日、ヤカインタハーヤ協会、ヤカイン女性協会、ヤカイン文学文化協会の指導のもと60以上のヤカイン社会組織が協力して、2015年総選挙以後のヤカイン民族の将来の諸問題に関する声明も発表した。

上記のヤカイン社会組織の共同声明には、ヤカイン州が教育、社会福祉、経済、保健衛生などあらゆる方面において低い水準にあり、多くの困難に直面しながら解決に取り組んでいるときに、国際連合を含む一部の国際組織は地域の歴史を無視し、人権を誤用して、民族捏造の圧力をかけてきている、とある。


校閲者註:原文ではこの箇所の意味不明確。特定の民族に属する人々を国外からミャンマー国内へと入国させている、との意味か。


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翻訳者:小林明里
記事ID:2112