ヤンゴンでの殺人事件が11か月で168件発生

2015年12月04日付 The Voice 紙
ヤンゴン 12月3日

 ヤンゴン管区域において1月から11月までの11か月間で殺人事件が計168件発生し、一部の殺人事件の犯人をまだ明らかにすることが出来ていないことが、ヤンゴン管区域警察本部の犯罪統計などから分かった。

 「殺人事件のほとんどを解決することが出来た。未解決事件を一刻も早く解明できるよう、郡区警察とCID(犯罪捜査部)は協力し調査している。今後CIDが殺人事件を直接取り扱い、DNA鑑定で調べ明らかにすべく準備している。」とヤンゴン管区域警察本部の幹部警察官が語った。

 今年11か月間に発生した殺人事件計168件にはタームエ郡区マフルワコン通りにある家の中で老女2人が殺害された事件、ミンガラータウンニュン郡区123通りにあるアパートの一室での老女強盗殺害事件を含め、解決出来ていない死体遺棄事件等がまだあることを、関連する県警察本部から知ることが出来た。

 「酒を一緒に飲んでいたところから口論になり、殺人事件を起こす者が多い。口論や殺人事件が減少するよう、郡区中の酒やビールを提供する食堂の深夜営業を認めず、非合法の武器を所持する者も含めて車両を検問で捜索することで取り締まっている。」とヤンゴン管区域警察本部の幹部警察官が述べた。

 ヤンゴン管区域内で発生した殺人事件には集団による強盗殺人事件が含まれていたため、9月からチャネ計画と称する活動を開始することにより警戒を特別に引き上げていることが、上記の警察関係者から分かった。

 ヤンゴン管区域内で2013年に殺人事件が130件発生した内、計120件を解決し検挙することが出来たが、2014年における殺人事件は185件と最多件数を記録し、うち158件を解明し検挙することが出来たものの、27件は依然取り調べを続けていることをヤンゴン管区域警察本部の幹部警察官が語った。


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翻訳者:古橋櫻子
記事ID:2123