インド=ミャンマー=タイ3か国横断道路、2016年開通予定

2015年12月13日付 The Voice 紙
マンダレー|12月12日

インド=ミャンマー=タイ3か国横断道路開通に向けた(同3か国による)会議が6回ほど終了し、来る2016年の年始に署名を行えば道路を開通させることができる見通しである旨、12月12日にセドナホテルにおいて開催された上記の3か国横断道路会議から明らかになった。
 また、3か国の各種車両が道路を利用できるよう、ミャンマーの国境検問所におけるビザの発給に向けて関係省との話し合いも開始している旨、運輸省陸運局長のウー・ティンミャットゥが上記の会議において加えて説明した。
 同氏によると、貨物輸送車および旅客車がインド=ミャンマー=タイを横断する許可を有する見通しであり、貨物輸送のための貨物車が通過したい場合には国際オペレーターライセンス、車両強度検査証、ドライバーおよび交代ドライバーの承認ライセンスを別個に発行していく予定であるという。
 インドのコルカタ(カルカッタ)からインパール〜モレ経由でミャンマーのタムー〜カレーワ〜モンユワ〜ヤージー〜インマビン〜パコックー〜ニャウンウー〜パヤージー〜チャイトー〜パーアン〜コーカレイ〜ミャワディーを通り、タイのメーソート国境検問所までを結ぶことにより、域内貨物輸送の増加や運送費削減につながる旨、インドの監督技師(Superintending Engineer)であるMr. Shiri D.K Sharma が話した。
 このような横断を可能とするため、マニプール州の警察が率いる警官27人が12月9日からインドのインパールからミャンマーのタムーまでと、そこからネーピードーまでの試験運転を行ったと、同氏が話した。
 また、局長のウー・ティンミャットゥによれば、この3か国横断が承認されたならば、インパール=マンダレー間の旅客バス路線が運行可能になるという。
 しかし、インドのインパールとモレの間に非合法武装勢力が存在するため道路の安全が保たれていないこと、またミャンマー国内のカレーワ〜ヤージー間は雨季には通行ができず、雨季以外のみ通行が可能であることなどから、3か国の横断が可能となるにはもう少し努力が必要であろうと、上ビルマ・インド経営者協会の会長のウー・クンシュエが話した。


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翻訳者:酒徳 結
記事ID:2155