食糧の代わりに金銭支援となるため米価格が上昇すると一部の戦争避難民が心配

2015年12月14日付 The Voice 紙
ミッチーナー 12月13日

来たる2016年の年始から戦争避難民に対して食糧の代わりに金銭での支援となるため、米価格の上昇が心配されていることがミッチーナーの戦争避難民キャンプでの取材から分かった。

「食糧の代わりに金銭を与えるというのは良い。しかし、そのようにすると自分で米や塩を買って食べなければならない。米価が上がることだけが心配だ」とジャーマインカウン戦争避難民キャンプのドー・ミャミャトゥエーは述べた。

そのように金銭支援をするならば、物価の上昇に対して戦争避難民世帯に十分な支援をすることが必要だとミッチーナー市にあるグェピョー戦争避難民キャンプで暮らす人が述べた。
「現在、ミャンマーの国中で物価が上昇しているので、彼らが支援する金銭では十分に買って食べることができなくなることだけが心配だ」と同じ人物は続けた。

金銭支援は容易で、現在の支援より大きな規模で行えることだけが分かっており、一人につきどれくらいの支援が得られるかはまだ分からないと、戦争避難民キャンプの責任者であるドー・サインカウンは述べた。

現在、戦争避難民に国際連合世界食糧計画(WFP)は1人1月あたり6緬升と練乳缶6缶分の米(1緬升は練乳缶8缶分、練乳缶1缶は14オンスに相当するので支給量の合計は約20リットルとなる――訳者注)を支援していることが戦争避難民キャンプで暮らす人々への取材から分かった。


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翻訳者:小林明里
記事ID:2159