ヤンゴン市の安全を守るため、各郡区を新しいパトカーで巡回

2015年12月31日付 The Voice 紙
ヤンゴン 12月30日

殺人、ひったくり、強姦、窃盗、暴動といった事件が立て続けに起こっているヤンゴンで、国民の安全と法の支配のために、警告灯を装備した新しいパトカーで、12月30日から巡回が実施されることがヤンゴン管区域警察本部の元への取材で分かった。

上述のパトカーで、1つの郡区につき1台でパトロールを実施する予定であり、それらのパトカーは中華人民共和国から内務省の所管下にあるミャンマー国家警察の元に寄付された自動車500台のうちの車であること、45ある郡区のために、警告灯を装備したセダン型の車にミャンマー国家警察の紋章のステッカーを貼って、全ての郡区の巡回を実施するために配備したことを、ヤンゴン管区域政府の安全保障・国境問題担当大臣ティンアウントゥン大佐が語った。

「45の郡区において、パトロールを実施するために、警告灯のついた車45台を配備した。ココー島は狭いのでパトカーは配備せず、余った車を管区域政府の庁舎で予備の車として警備に充てた。この車はカーナビゲーションと無線機が装備されていて、240キロの速度まで運転できる。パトカーが犯罪人を追って逮捕するにあたって、隣り合った郡区のパトカーとともに包囲して捕まえられるよう、無線機で連絡を取ることができる」とヤンゴン管区域警察本部のピェソゥン警視正が語った。

パトカーの各車両には、幹部警察官1人、運転手1人、機動隊員2人が乗車することとなっており、車内に、手錠、警棒、防護盾とその他の安全確保のために使用する武器が積まれていること、上述の車は、郡区ごとに巡回を実施している際、事件の起きた現場に、即座に向かい、事態を収拾することができ、パトカー同士で連絡を取り合って連携することができることを、ヤンゴン管区域警察本部への取材から知ることができた。

「車にはGPSシステムが搭載されていて、事件が起こった場合、現場近くの郡区にいるパトカーに通信システムで事情を連絡し、現場に急行し、事態の鎮静化と監視に当たるように指示する、パトカーで町一帯を巡回するように、バイクでパトロールする部隊もこれまで通り設置する」と上述の警察本部のピェソゥン警視正が語った。

パトカーは事件が起こった現場に急行する他、国民に問題が発生した場所や通報のあった場所にも即座に向かって助けられるように、人々が連絡できる電話番号を、関係する郡区の警察署が公表する予定であることが、ヤンゴン管区域警察本部への取材で分かった。


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翻訳者:松浦宇史
記事ID:2214