20億チャット以上の価値のあるウランと思われる鉱物をマンダレーで押収

2016年01月14日付 The Voice 紙
マンダレー、1月13日

 20億チャット以上の価値のあるウランと考えられる鉱物の1種を売買する目的でインドから購入した人物を1月12日マンダレー市で逮捕したことが、マンダレー管区域警察本部への取材から分かった。
 「今の状況としては、容器ごと押収している。これを調べるのは危険であるため、調べるのにも時間がかかる。今般、購入が発覚した者たちは鉱物法で立件した。彼らは利益のために、一方の国から購入し、他方へ販売しようという考えであった。ウランというのは、容器にあった文で確証が得られた」とマンダレー県警察を管轄するセイントゥン警視長(警察中佐)は述べた。
 マンダレー市のCity Grandホテルで宿泊していた31歳、チン族のウー・ハヤンタンザンマーを含むチン族の3人が前述の鉱物を売買しているとの情報を得て、購入者を装って1月12日に逮捕したことが同管区域警察本部から知らされた。
 前述のUranium Coorapration Of India *SHILLONG.INDIA* YELLOW CAKE 425 –VOLTと書かれた容器に入っていたウランであると思われる鉱物は1.1キロのものが1つ、1キロのものが1つであり、上記の売買を行った3人がインドのマ・タンリーという人物から1キロの方の容器を2億5千万チャット、1.1キロの方の容器を3億5千万チャットで購入し、20億以上を得られれば、再度販売しようとしていたということが管区域警察の記録からわかった。
 ウランはミャンマー国民になじみの薄いものであり、民間で使われることはなく、武器製造の分野にのみ関連した事件であるとマンダレー市在住の法廷弁護士ウー・テインタンウーは述べる。
 「これは商売にほかならないだろう。かなり特殊なことである。このようなものは普通の国民であれば使いようがない。武器を製造する政府側とのみ関わりのあるものだ。販売ルートが見つかるのを期待して密輸したのだろうと考える」と同氏が考えを述べた。
 前述のウー・ハヤンタンザンマーと2人をマンダレー県マハーアウンミェー中央警察署にてFIR43/2016として鉱物法第31条に基づいて立件し、捜査中であり、インド人のマ・タンリーの逮捕に向けて取り組んでいることがその事件記録では述べられている。
 
マウンタン


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翻訳者:松山由希
記事ID:2255