500万チャットの賄賂を渡した大手放送局に新政府が注意

2016年04月21日付 The Voice 紙
ヤンゴン4月20日

不正行為をなくすと言っている大統領ウー・ティンチョー率いる新政権下で初めて、政府高官1名に対して500万チャットの賄賂を渡した大手放送局に、贈収賄に関して規則に違反しないよう大統領府が注意したという旨、大統領府報道官ウー・ゾーテーが述べた。

公務員は25,000チャットの価値を越えない贈り物のみ受け取れるということを大統領府が指示したが、ネーピードー評議会地域での水祭りの時期に、大手放送局一局が、その舞台(訳者注:水祭りの際にはホースで水をかけ、踊りや歌を披露するための舞台が各所に設置される)にやって来た内閣要人の秘書に対し、500万チャットが入った包みを贈り物だとして渡したことが大統領府の4月20日の発表でわかった。

上記の500万チャットが入った包みを、当該の秘書が現金とは知らずに受け取ったのであり、調べたあとで上司である高官に報告したのちに、大統領府が上記の大手放送局の所へ、今後このようなことをしないよう4月20日に注意文書を送付した旨、ウー・ゾーテーが説明した。

「贈り物の受け取りについて指示を出してある。そこに含まれる指示を、大手放送局は破っている状態である。そのため、彼らに連絡しなければならなかった。今は指導期間中なのでまだ取り締まっていないのだ。今後はそうはいかない」と同氏が述べた。

しかし上記の大手放送局の名前を大統領府の声明の中で明らかにしていない。

上記の贈り物として渡された500万チャットを、夏季に水不足となっているため飲料水の確保をする活動ができるように、社会福祉・救済再復興省へ寄付金として寄付するつもりだということを大統領府の発表で明らかにした。

国家公務員は全員、1つの組織又は個人から1回につき25,000チャットの価値を越えない贈り物しか受け取れないのであり、その1つの組織又は個人から贈り物を受け取る際、1年につき10万チャットの価値を越えてはならないという指示を、大統領ウー・ティンチョー率いる内閣に政権移譲した後の4月1日に、関係する政府組織それぞれに配布してある


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翻訳者:倉橋美希
記事ID:2402