(社説)自然環境の実際的な保護を(Daily, Vol-4/No-48)

2016年06月06日付 The Voice 紙
 今日はWorld Environment Day, 世界環境デーとして、感謝の心を持てる者たちが定めた日である。人々が暮らしている自然環境というものが、人々が生存するためになくてはならない重要なものであること、特別に尊重することについて、栄誉をたたえ定めたという意味である。
 そのように、尊敬の念を込めて定めた自然環境の状況においても、非常に心配されている。
 そのように心配しなければならないほど、この世の中で、最も利己的で、欲望が最も強く、最もおろかであると言える人間が壊したこの広大な世界の自然環境は、大変ひどく破壊されている状況である。
 過去およそ25年で、地上、地下の天然資源を、深く考えることなく無秩序に採掘し使ってきたミャンマーの自然環境の状態は、のちの子孫のため、ことさら心配である。
 多くの場合、自然環境破壊といえば、法律・規則・規律でもってそれを防ぎ、保護してやらねばならない関連国の政府に直接の責任がある。
 しかし、個人の利益を主目的とした無責任な権力者が君臨していた政府の慣習を改めることがとても難しいため、他に可能性のある方法によって自分たちが住む環境を保護する必要がある。
 意味するところは、国民一人ひとりが、水の使用の節約、紙・ティッシュペーパーの使用量削減、使い捨ての竹の箸の代わりに繰り返し使えるような箸への変更、というように、大きな苦労を伴うものではなく、普通に毎日行っている活動のなかで、立派な国の国民であるという意識をもって参加、協力することによって、自然環境を保護できるということを知ってもらいたい。
編集長(2016年6月5日)


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翻訳者:星野純
記事ID:2618