野生動物と天然木の違法売買を決して受け入れないと大統領

2016年06月06日付 The Voice 紙
ネーピードー 6月5日

 野生動物と天然木の違法売買を決して受け入れることはできず、[状況を]変えるため行動することはできるとウー・ティンチョー大統領は述べた。
 「私たちはどこに住んでいても、誰であっても野生動物と天然木の違法な売買を決して受け入れはしないということを示し、変化を起こすことは可能だ。」と大統領は述べた。

 6月5日の世界環境デー式典において大統領が述べたものである。

 その違法売買を注視し、重要課題として取り組むものであり、さまざまな生物種を守る新技術への投資をもはや怠っていられる状況にはないと大統領は述べた。

 現在、ミャンマー国土の5.6%にあたる面積に自然保護区が36カ所設置されており、さらに9カ所増やすよう準備すること、諸外国と共同で自然環境保護区域7カ所もアセアン遺産公園として指定し保全することが併せて述べられた。

 野生動物と天然木の違法売買の被害は世界中で年200億米ドルにのぼっており、その事業は、麻薬と武器の密輸入事業、[人身売買]に次ぐ、世界第4番目に規模の大きい交易となっていることを大統領は述べた。

 そのため気候変動に関する国際協定に署名をしているミャンマーを含む175国協同のもと、持続可能な発展を目指す国家戦略に力を入れて取り組んでいくと大統領は述べた。


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翻訳者:松山由希
記事ID:2619