マンダレーで僧衣をまとって飲酒している者らを還俗させ警察に引き渡し

2016年06月20日付 The Voice 紙
マンダレー 6月19日

 教学僧が最も多く修行生活を送っているマンダレー県アウンミェーターザン郡区とマハーアウンミェー郡区で、飲酒し酔っていた僧侶らを還俗させ、法的処分を下したことが管区域警察からの情報で分かった。

 アウンミェーターザン郡区とマハーアウンミェー郡区では、飲酒している僧侶ら4名を、6月16、17と18日に郡区仏教護持委員会と長老委員会が還俗させ、管轄の郡区警察に引き渡し起訴した。

 「僧侶という立場で、このようなことはあってはならない事態だ。僧侶というものも人であるから、彼らばかりを咎めるのもまたいけない。酒が簡単に購入できた状況も問題の一つだ。寺院付近に酒屋が店を開くようになっていることも問題である。」とマンダレー市の教学僧の一人が述べた。

 飲酒をした僧侶全員は真の僧侶だとみなすことはできず、僧侶を装った者も存在し得ること、一部は僧侶になる以前から酒がやめられず、断酒の目的で僧侶になったがそれができず、飲み続けてしまったこともあり得ると同師が加えて述べた。

 「僧侶たちが飲酒をしていると聞いた。それで呼び出し、調査したところ、どのようにして僧侶になったのかも分からず、三帰依文すら知らない者達であった。これにより還俗させ、警察に引き渡した。酒や麻薬を常習している者は、多くが幼い時から出家界に入っている人ではない。そうである人もいることはいる。4人に1人ぐらいそのような人もいる。多くは違う。一部には両親が寺院に連れてきて、僧侶に預けるので、師僧方が気兼ねして引き受けた者達だ。」とチャンエーターザン郡区の長老委員会議長ウー・パネインダビーウィンタ師は述べる。

 飲酒により、処分を受けた僧侶には僧籍登録証がない人も含まれていて、出家生活1年のみの者と7年の者が含まれていたことが前述の警察の記録から分かった。

 飲酒をした僧侶に関して郡区の僧侶団体が還俗させ、郡区警察に引き渡し、警察は教法冒涜罪、警察不介入刑事犯罪295-(A)条にて起訴、取り調べ中とのことである。


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翻訳者:松山由希
記事ID:2662