騒乱が起きたトゥイェタメイン村に暮らす一部住民はウォー市街に移動

2016年06月27日付 The Voice 紙
バゴー、6月26日

バゴー管区域ウォー郡シッタウン川岸にあるトゥイェタメイン村で異教徒ら(訳者注:明示されていないが、今回はムスリムを指している)の住宅一軒と宗教施設一軒が群集によって破壊され、その後6月25日から異教徒50世帯ほどがウォー市街に移動したことが地域住民への調査で分かった。

移動した家族44人は自らの意志によって移動しており、断食月であったため親族の下に一時住まわせてもらっているだけであること、現在警備を厳しくしており、村の状況は落ち着いていることをトゥイェタメイン警察署の責任者の一人が話した。

6月25日夜8時過ぎから、移動する家族に対し管区域の警察官らが警護にあたり、シッタウン河からエンジン付きの船で送り、夜10時半にシッタウン橋の船着き場に到着したあと、自動車でウォー市街に送り届けたことを、同行してきた男性が話した。

トゥイェタメイン村では、6月23日の午後1時に騒乱が発生し、そこでラシッドという男性が裂傷を負ってトゥイェタメイン村落病院で治療を受けたこと、その後地元住民200人ほどが集団でその男性が暮らす家とモスクの建物の一部を破壊したこと、すぐに第11警察大隊の隊員101人を含む150人以上の警察官が厳しく警備にあたっていることがバゴー管区域政府によって分かった。

「管区域首席大臣も、双方で協議して、解決するために指示を出している」とバゴー管区域安全・国境問題担当省の報道官が話した。

ウォー郡トゥイェタメイン村はシッタウン川岸にある大規模村落のひとつであり、先祖代々農業で生計を立てている仏教徒世帯が1000以上、異教徒世帯が50世帯ほどであり、人口約4000人が暮らしていることがトゥイェタメイン警察署から分かった。


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翻訳者:星野純
記事ID:2694