シュエダゴンパゴダの安全のため、飲料水とジュースのボトル持ち込みを認めず (2016年12月1日 2)

2016年12月01日付 The Voice 紙
ヤンゴン 11月30日
 
 シュエダゴンパゴダは、毎日参拝する人を含め、人の出入りが10万人を超えてきている場所であるため、望まれざる事態が起きないように、安全面を多角的に強化していると第二治安警察部隊長のミャウィン警察准将が述べた。
 「国の主なシンボルの1つであるシュエダゴンパゴダは、国民の出入りが多い場所でもある。そのため、パゴダの安全保護の分野を強化している。現在、警察の人員がパゴダ周辺で巡回や見張りというかたちで昼夜24時間態勢をとっている」と同氏が述べた。
 シュエダゴンパゴダ境内へ、飲料水のペットボトルを含む一部の瓶類を持ち込む許可を与えず、ビニール袋に入れて持って来るようにという、管区域政府の監督のもとで安全面を強化する命令を、シュエダゴンパゴダ管理委員会が最近発出したこと、現在、シュエダゴンパゴダの閉場時間である夜10時から朝4時まで、パゴダを参詣する際の主な通り道であるウータウンボー通り、ウーウィザヤ通りとアーザーニー通りなどにおいて主に職務質問を強化していることが同氏から重ねて分かった。
 「シュエダゴンパゴダの安全のため、この命令を最近発出し、瓶やボトルで混ざり合う可能性のある物質を制限・禁止した。言わば、どんな望まない状況が起きても、シュエダゴンパゴダには傷ひとつつけるわけにはいかないという考えだ。これについては国民も全員が理解を示してくれるだろう」とシュエダゴンパゴダ管理委員会の担当者が補足して述べた。
 上記の安全確保などには、シュエダゴンパゴダでそれぞれ見張りや職務質問をおこなっている警察部隊2つに加え、軍治安維持部隊、情報警察、犯罪捜査局、安全消防課などが協力して、パゴダ境内と周辺で時間帯ごとに巡回などを強化しておこなっていることをミャウィン警察准将が話した。
 さらに、シュエダゴンパゴダの至る所に設置されている監視カメラ全206台からも、怪しいことが見つかれば時間に関わらず呼び出して取り調べできること、その他にパゴダ警察と呼ばれる安全・消防団員300人強への、爆発に関する安全知識の教授などを行なっていることが重ねて分かった。
 今月中にヤンゴン市内で3回ほど爆発事件が起こり、タイで生産されたM-150ジュースの瓶の中に、爆発を起こせる強力な火薬と硫酸などを混ぜ、一定の時間に達すると自然に爆発する〔ような仕掛けで――訳者注〕爆破が起きたことがヤンゴン管区域警察本部への取材で分かった。


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翻訳者:金子愛
記事ID:3044