広告というミャンマー語の単語は、有名にさせるため、また多くの場所へ広めるため、周知させることを意味している。
経済分野においてはその概念を正式に広く利用し、他の多くの分野ではその概念を様々な形で実践している。
国家と国民と国家の統治全てを、法に基づいて選出された三権（司法、行政、立法）が法をもって厳しく統制し、国民の多くが法を尊重し遵守する国家では、広告も法に従わねばならない。
法を必要とするなら必要なように、必要としないなら必要ないように、法を利用したり、無視したり、知っていながら違反したり、蔑ろにしたり、濫用したりするため、法の支配のない国において広（チョー）告（ニャー）は「有名になる（チョー）」ように「嘘をついて（ニャー）」いるのだと、多くの人々は納得している。
このように納得できてしまうように、多くの広告は現実とかけ離れ、実現可能性が少なく、根拠なく、あまりに賞賛しすぎ、というような状況ばかりである。
今日、ミャンマーでは色々なメディアを通して多くの生活用品、食品、化粧品、医薬品の広告がいつでもどこでも嫌というほど目に入ってくる。
その広告のおよそ90パーセントは、ありのままの現状より過度な描写をしているため、また長年扉を閉ざし独裁を実施していたため、あらゆる分野で時代遅れなミャンマーの社会環境において多くの副産物が生まれているのである。
農業で使う殺虫剤によって栽培している農作物はまるで短期間で成長してしまうかの如く、そして豊かになれるかの如く人々を引き付ける広告、栄養剤によって頭がよく優秀になりすぐに身長が伸びてしまうかのような広告が掲載されたり放映されたりしているものは、多くが呆気に取られるものである。
ここに例に出したような広告は、教育レベルが低く、考える能力が乏しい人を簡単に誘惑できるため、どのような国でも政府が法律で統制管理していかなければならない。
法による統制管理というときにも、国家と国民の利益を保護するためのみであり、国内や海外で製造し、輸入し、販売予定のどんな商品に対しても国家基準を定めること、その基準に合致するか調べること、基準に合っていないなら取り締まることを意味する。
しかし、現在でさえ規制に従わず度を越した広告が数多く色々なメディアで放映、掲載されており、その広告のせいでミャンマーの消費者である国民が困っていることは、それら広告を準備、製作させている人々だけでなく、それら広告を基準に合致しているか調べずに許可をした人々が責任を負わないこと、責任を取らないためだとわからせるべきである。

編集者（2016年12月29日）