国内の会社の格付け実施 (2017年1月12日 1,2)

2017年01月12日付 The Voice 紙
ヤンゴン 1月11日

 ミャンマー会社法が制定されたら、会社の業績に応じて投資企業管理局が格付けを実施することが、同局より明らかになった。
 会社の格付けは会社法案に書き込まれてはいないが、別途、登記をおこなうことになり、格付けにおいても国税局のリストや、関係法規を参照しながら検討し、振り分ける予定であることも同局よりわかった。
 同局長のウー・アウンナインウーは、「法令を遵守している、納税回避や過少納税もしない、毎月の報告を提出する、ブラックリストにも登録されていないという場合、その会社には5つ星を与える。それより一つ下がれば4つ星とする。そのような格付けをしていけば、企業の格付けを見て投資しようとする人が増えてくるし、企業を信頼する者も増えるだろう」と説明した。
 そうした格付けにより、銀行もより安心して融資できるようになるだろう、現在は格付けがないために、企業のデータを常に調査して融資せざるをえない状態だ、と銀行家たちは言う。
 カンボーザ銀行の上級顧問であるウー・タンルィンは、「最近、国内に支店を開設した外国銀行が、企業に融資する権利を得た。こうした際に、このような格付けをしておけば、利率を少し和らげて融資することができる。国の格付けやクレジットビューローの格付けなどもさらに行われればよりよい。国際的にも体裁がいい」と述べた。
 国際的にみて優良企業でかつ税金を最も多く支払っているものをクラスAと格付ける、国内でもそのような格付けは多くの企業にとって将来のためになるものであり、自社株を売却する際にも、以前より人々の信頼を得やすくなる、と貿易会社の経営者ウー・トゥンウーが述べた。
 ミャンマー会社法案は、今年1月6日に国民代表院に提出されている。


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翻訳者:萩原 和宏
記事ID:3209