カヤン民族の多くがタイで就業 (2017年5月29日 11)

2017年05月29日付 The Voice 紙
マンダレー 5月28日
 カヤー州ディーモーソー郡パンペッ村落区には、19カ村あり、チェーパッカヤン民族〔銅製のリングをつけたカヤン民族の意――訳者注〕だけが暮らしていて、大多数はタイにおいてのみ就業していることをその地域の住民ドー・ニンテッピューが話した。
 パンペッ村落区は、以前は交通が不便だったため村の住民らの多くがタイで就業するほかなかったこと、そのため、住民らが地元で生計を立てられるようにカヤンチェーパッ民族〔ママ――訳者注〕の市場を建設してもらったことを同氏が述べた。
 「現状として交通はよくなったものの、経済状況は依然としてとても良いわけではないので、タイにおいてのみ仕事をしている。パンペッ村落区の人口は1,000人を超える。この1,000人の内700人以上ほどがタイで就業している。タイ側からここまで募集しに来る場合もある。女性であれば月収をより得られる。1ヶ月につき5,000パーツほど得られる。男性はというと3,000バーツほどしか得られない」と同氏が説明した。
 5月初旬に、タイのパタヤ市で仕事をさせるため、タイ人の女性が村を訪れて労働者を募集したこと、住民たちは地元で職を探したがるため、行政の責任者は就業の機会を創出する必要があることなどを、パンペッ村落区ドーケー村のカヤン民族であるドー・ドーリが話した。
 パンペッ村落区には、計19カ村あり、戸数は293戸、人口は1,000人以上おり、大多数はチェーパッカヤン民族であること、住民は焼畑事業に従事していることが住民の話により分かった。


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翻訳者:金子愛
記事ID:3506