アメリカにコーヒー豆100トン近くを輸出する予定(2017年10月23日 7)

2017年10月23日付 The Voice 紙
ヤンゴン 10月22日

 コーヒー豆収穫の季節である1月に、アメリカにコーヒー豆約100トンが輸出用に割り当てられていることがミャンマーコーヒー協会への聞き取りで分かった。
 現段階では、国内のコーヒー豆はヨーロッパ市場とアメリカ市場において高値で取引されることが期待されており、年々ヨーロッパからの注文書が増加していることが同協会から分かった。
「アメリカは高値で取引できるので輸出している。次のシーズンに輸出する際に、新しい市場がミャンマーのコーヒー豆を買うことを考えるかどうかについては、様子を見る必要がある。西側の多くの国はミャンマー国内のコーヒー豆を好んでいる」と同協会の副会長であるウー・サイウンが述べた。
 同氏は、昨年、国外へ輸出したコーヒー豆の価格は、1トンにつき4400~6500米ドルであり、主な取引相手国はアメリカ、スイス、イギリス、日本、台湾、香港などであるとも話した。
 「国外に輸出できれば、農民の収入も増えるが、農民たちはこれ以上耕作地を拡大して栽培することはできない。なぜなら、土地に困難があるからだ。コーヒーというのは、多年生作物であるため、元手がかかる。今ある木の収穫量が増えるようにしているところだ」とタンダウンジー地域でコーヒーを栽培する、ウー・チーソウは述べた。
 上ビルマに位置するシャン州のユワガン、ナウンチョーとマンダレー管区のピンウールインやモーゴウ町において、高地コーヒーは最も多く栽培されており、国内におけるコーヒー豆の栽培面積は3万エーカー以上に及ぶということが、ミャンマーコーヒー協会からわかった。


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翻訳者:小池美有
記事ID:3881