ジョコ大統領:「アジア競技大会参加国は安心を」

2018年05月30日付 Kompas 紙
去る5月23日、大統領官邸にて、悪性腫瘍患者のヌリアさんとジョコ・ウィドド大統領。
去る5月23日、大統領官邸にて、悪性腫瘍患者のヌリアさんとジョコ・ウィドド大統領。
ジャカルタ、kompas.com 配信

ジョコ・ウィドド大統領は再び、2018年アジア競技大会に関する会議を主導した。

今回で11回目となる会議において、ジョコ大統領は次の8月にジャカルタとパレンバンで行われる競技大会の安全問題に焦点を当てた。

「とりわけ私は今後、安全対策の準備についての報告を求める」と去る5月28日、ジョコ大統領は大統領官邸の大統領執務室での会議で述べた。
「われわれは、アジア競技大会参加国に、インドネシアは訪れるのに安全で、治安の維持は十分になされていることを理解してほしい」と同大統領は述べた。

その他に、今回の会議の中で、ジョコ大統領は開会式や閉会式を開催するうえで必要な技術的な用意も含めた、インフラ整備や開催地の現場開発やそのほかの準備についても再度確認したい意向を示した。

「選手の成績、準備に至るまで、できるだけ簡潔に伝えてもらうのが望ましい」と同大統領は述べた。

最後にジョコ大統領は再び、2018年アジア競技大会の宣伝、振興そしてマーケティングに関連する問題に焦点を当てた。

ジョコ大統領は各省庁や機関に再度大会の宣伝に一層力を入れるよう求めた。

「私はジャカルタだけでなく、地方でのインドネシア国軍や共和国警察の動きに注目したい」と同大統領は述べた。

以前、大会参加国からはテロが頻発するインドネシアの治安を危惧する声が上がったこともあった。イマム・ナフラウィ青年・スポーツ大臣もこれを認めている。

「たびたび質問を受けるが、すでに省庁と組織委員会が説明した通りだ」と去る5月16日、イマム大臣はジャカルタの大統領官邸で述べた。

イマム大臣自身はインドネシアの治安が懸念されるのは当然であるとの見解を示している。

大会参加国はインドネシアを訪れる選手やチーム、そして国民の安全が保障されることを望んでいる。しかし、イマム大臣は、それら安全性をめぐる問にすでに十分に回答していると明言した。

政府は来たる8月にジャカルタとパレンバンで行われる2018年アジア競技大会が安全に開催されることを確信し、保証している。


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翻訳者:飯尾優子
記事ID:4369