異なる銀行の口座へ送金ができる新しいシステムを3つの銀行で開始へ(11月7日)

2018年11月07日付 The Voice 紙
2018年11月6日

異なる銀行の口座への新たな送金システムを3つの銀行が年末に運用開始するよう準備していることが、Myanmar Payment Union(MPU)から明らかになった。

このシステムを試験運用しているのは、ヨマ銀行・エーヤーワディー銀行・ミャワディー銀行・シュエ銀行・CHDB銀行であり、これらの銀行の中で3銀行が先んじて運用開始すること、MPUカードのある口座を含む全種類の口座に送金できるようになることを、MPUの責任者が述べた。

「このサービスを提供するように動いてからしばらく経つ。技術的な面での連携がまだ終わっていないという理由だけで開始できないのだ。今は技術の部分が90パーセントほど完了している。異なる銀行間の場合、送金手数料を徴収する料率は銀行同士で調整しているところだ」と同氏は述べた。

近隣諸国でカードシステムによる決済・送金・クレジット払いなどが発展している時に、ミャンマーでもカードシステムが発達するためにはカード関連サービスの利用が増加し、サービスが改善されることが必要なので、中央銀行と協議し、異なる銀行の口座の送金ができるようにしていることが、MPUから明らかになった。

現在は、送金を銀行に出向いて行わなければならず、手数料が10万チャットにつき500チャット徴収されること、同じ銀行間でのみ送金が可能で、身近にある銀行では送金ができないので、地方の銀行サービスの利用者には困難があることをMPUカード利用者は強調した。

「普通預金口座から、お金を以前は容易に移動できなかった。異なる銀行の口座全てで送金可能なシステムというのは、銀行の営業時間外に容易に送金する場合、近くのATMから送金できるため、カード利用者にとってはより便利になりうる」と、会社員のドー・レーレーウィンが述べた。

異なる銀行の口座への送金システムについては、2016年から諸銀行が試験運用を始めていることが、MPUから明らかになった。


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翻訳者:笹森奎穂
記事ID:4613