アメリカ・スターバックスコーヒーのミャンマー進出延期

2019年10月06日付 The Voice 紙
ヤンゴン 10月5日

アメリカに拠点を置くスターバックスコーヒーがミャンマー市場への進出を延期したことが、投資企業管理局から判明した。
 スターバックスコーヒーのミャンマー市場への参入は、2018年5月12日に行われたミャンマー投資委員会会議にて承認を得た。
 「スターバックスの参入予定は、当面のところ未定だ。目下準備中で、準備期間は延長された。彼らに意志がないのなら進出を取り止めて、承認も返上すると言うだろう。参入すべきかすべきでないのか、参入することで自身に何が起こるのか、しなければ何が起こるのか考えているのだ」と投資企業管理局局長ウー・タンスィンルウィンが述べた。
 コーヒーコンセプツ(ミャンマー)社による外資100%での参入となり、スターバックスの飲食事業とスターバックスロゴ入りグッズの販売、店舗の営業などの事業を行うことが承認された。
 「我々が商売についてのみ考えている一方で、政治と経済を絡めて進出し事業を行っている人もいる」とウー・タンスィンルウィンは語った。
 香港に拠点を置くコーヒーコンセプツ社はスターバックスの関連企業のひとつであり、コーヒーコンセプツ(ミャンマー)社を2017年12月に設立した。
 「我が国ではスターバックスを愛する人たちが待ち望んでいる。自分自身でも仲間を選んでいかなくてはならない。アヘン中毒者とつるめばアヘン中毒者になってしまう。良い国々が投資に興味を持ち始めているというのは、ミャンマーにとって良い傾向だ。事業主のためにも良い傾向だ。国民も良い製品を使うことができるようになる」とミャンマー商工会議所連盟副会頭マウンマウンレー博士は述べた。


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翻訳者:田中千帆
記事ID:4934